ハンブルネスのひとりごと

ノルウェー在住のシステムズ・カウンセラーのブログです

7月のノルウェー

オスロの夏の風景 Visit Oslo より

みなさまこんばんは。九州地方の豪雨で被害に遭われた方々や、連日の酷暑で大変な思いをされている方々へお見舞い申し上げます。
今日は久しぶりのブログ更新です。今年はうちの外壁のペンキ塗りがあり、実は5月上旬より毎週末ほとんどこの作業ばかり。本当は今ころ終わっていたかったのですが、残念ながらまだなのです。おうちメンテ・ノルウェー版はこのペンキ作業が完了した時に写真付きでアップしたいと思っています。
今日の話題は…というと。ノルウェーに暮らしてもうすぐ28年ですが、ほとんど毎夏は仕事のため、ここに居て気が付いたことを少し書いてみたいと思います。

 

今年の夏 オスロ近郊

今、南欧の熱波がメディアで取り上げられていますが、ノルウェーエルニーニョの影響か今年は暑い初夏でした。5月中旬から約1か月は雨がほとんど降らず、毎日さんさんと太陽が照っていました。30度になることもしばしば。そのため、市により芝生へのホース水まきは禁止となり、花壇のみ許可。ただし、なるべくジョーロ使用とのこと。ペンキ塗りには事前に外壁を専用洗剤や高速洗浄機で洗う作業があるのですが、これは許可の枠に入っていました。
暑さに弱い私は熱中症(日本よりも涼しいのに、すみません)に気を付けつつ、保冷剤を首に巻いてみたりと試行錯誤。こちらには夏を乗り切るグッズは売っていないので、辛いものがあります。家自体も熱を保持するような作りなので、朝からカーテンやブラインドを閉めて日光を入れない工夫で、なんとかしのげる気温を保っていました。それでもここ数週間は雨も時々降ったりで、少し楽になりました。 


ノルウェー夏の風物詩

1.Fellesferie (共同休暇)

7月、といえばやっぱりコレ。多くの人が休暇をこの時期一斉に取ります。(休暇の消化は各自が職場と相談の上決める)理由の一つは、小中学校のお子さんをお持ちの親御さんが やはり夏休み中の子どもを家に一人で置いておけないということ。日本では割と兄弟の上の子が下の妹・弟の面倒をみたりしますが、こちらはやはり大人が見る…という習慣です。(もちろん、子どもの成長度合いにもよりますが)
結果、通勤時間はかなり町ががらーん。公共交通機関の本数も実はむちゃくちゃ減りますし、よくこの時期に鉄道・地下鉄のメンテがあって、「Buss for tog」(振替のバス)などが目立ちます。
ちなみに、ノルウェーには「休暇法」という休暇に関する法律があり、就労者には毎年5週間の休暇が保証されています。(ただし、夏季の6‐8月は連続3週間以上の休暇は要相談のところが多い)休暇を取らせない雇用主は基本的に法違反となります。ただ、うちの職場のように固定賃金の場合は6月の給与はなく、前年度から算出される「休暇マネー」が給与の代わりに支給されるので、前年度に労働収入がなかったりする新人さん方は無給で休暇を取るか、または休暇を取らず夏も働くかのどちらかになります。無給休暇を強制的に取らせることはないので、実際に違法といってもそれほど厳しくはないのかもしれません。(法律の専門家ではないので…一般知識の枠ですが…)夫の場合(民間企業で固定制ではない)は働いた分の時間給で給与が毎月決まるので、休暇はすべて無給となります。
いわゆる、エッセンシャルワーカーの職場は夏季臨時職員を雇う予算が組まれているので、私も老人ホームにひと夏、介護ヘルパー職にひと夏、夏季臨時職員として働かせていただいたことがあります。利用者さん方も慣れない新人などが多い中、もう毎年のことだと我慢していらっしゃる方々が多いなあ…と思ったものです。(私にとっては次年度の生活費を稼がせていただいてありがたかったのですが…)私の職場では臨時の人はいないので、何とか居る同僚が分担して利用者さんをケアする感じです。なので、普段よりは忙しいです。

 

2.夏仕様のTV番組

TV業界の方々もやはり休暇を取る、ということで ゴールデンタイムにやたらと再放送が増えるのもこの時期。一方では、夏の特別番組としてNRK(ノルウェー国営放送)などが 各地方を回りながら地域の様子を伝える趣旨の番組もあります。これまでは、船、列車、車バージョンでしたが、今年はなんと自転車…。(時代を反映しているのでしょうかね)

www.nrk.no

近年ノルウェーではエコブーム、というか政治の世界でも「緑の環境党」(略してMDG・エムデーゲー、Miljøparti Den Grønne)がすごい勢力を伸ばしています。オスロ市内も、駐車スペースがどんどんなくなり、また街の中心部以外でも路上駐車が有料に。オスロに住む同僚などは「空気がきれいになった」と喜んでいますが、主人(電気技師)の様な仕事の方々にとっては駐車スペースを探すのに四苦八苦で、使った時間がお客さんの請求書に反映されるという…いいんだか悪いんだか。MDGでは自転車専用のレーン増設を政策に掲げているので、オスロは自転車が増えましたー。

 

3.ワンピースにサマードレス

毎年夏になると、女性たちが一気にフェミニンになるなー、と感じます。普段はジーパンでスポーティな女性たちも、なんだかワンピースやサマードレス姿が増えるのです。フェイスブックでもそんな広告が良く入ってきます。例えばこんなの…

サマードレスについて、ですが 日本に比べてやっぱり若干露出度は高いかなあ。だからどうのってことはないのですが。この国ではファッションや着こなしも個人の個性、その人のアイデンティティーという扱いなので、他人が横からどうこう言う事ではないのですが…。一方、男性の短パンは職場では賛否両論となっていたりします。数年前、うちのチームリーダーも昔のボスに「あなた、ここはキャンピング場じゃないのよ」とガッツリ言われて、キレイ目の短パンを着用しているようです。

 

4.まだまだ明るい夜

6月の夏至で白夜のピークに達したものの、7月はまだまだ明るいです。今日だと日の出が4時20分、日の入りが22時25分となっています。これだけ明るいと仕事の後もいろいろできそうなのですが…。うーん、どちらかというと一年中同じようなルーティンで、午後5時ころ帰宅、夕飯を食べた後は大体ノルウェーのニュース番組チェック。その後はYouTubeで日本のニュース番組チェック…ってな感じですかね。なんだか自分で書いていてもちょっともったいない気もしておりますが。

 

5.ノンストップジュライ (私個人的な夏の風物詩)

私が長年ファンをしている、ノルウェー出身のバンド・A-haの曲に「(Seemingly) Nonstop July」があります。個人的には一番好きな曲の一つなのですが、毎年やっぱり7月はあっという間に終わるんだなーと、しみじみ思います。NRKのライブヴァージョンを貼り付けてみますね。

A-ha - Seemingly (Nonstop July) (Live in NRK 1991) - YouTube

もうすぐ7月も半分が過ぎますね。8月になると、ちょっと肌寒い日が出てきたり、小中高生や学生さんは新学年・新学期が始まります。うちのペンキプロジェクトもあと少し。せめて天気だけでも持ってくれたら良いのですが…。

 

と、いうわけで、今日はノルウェーの短い夏、7月についてあれこれ書いてみました。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。酷暑・異常気象とありますが、くれぐれもご自愛くださいませ。

高齢の母を日本に残して (後編)

みなさまこんばんは!
4月のイースター連休に続き、5月は17日の憲法記念日(セッテネ・マイと呼ばれています)やイエス・キリストの昇天祭、そしてこの週末の聖霊降臨祭と祝日が多い月でした。こんな連休は私たち夫婦は何をしているかというと、今年は10年に一度の外壁のペンキ塗りです。ノルウェーは木造家屋が主で、一軒家だったりすると外壁のメンテも自分でやらねばなりません。もちろん、業者さんに頼むこともできますが、軽く数百万円だとか…。

うちメンテ、北欧版はまた後日取り上げるとして 今日は前回の続きです。ここ数年認知機能が低下してしまった実家の母のために 介護保険を申請するいきさつと、申請後の半年間をご紹介していました。介護保険認定まではかなりスムーズに行っていたものの、その後数か月開始できなかったサービス。何が起こったのでしょうか…。

 

「サービス必要ありません」ですべてが止まってしまった

2021年夏の一時帰国の時には、主治医や病院での検査の付き添いができ、なんとか母の状況を把握できたつもりでした。その後の母の状況はMessengerビデオ通話の際に本人から聞くのみだったのですが、例えば「主治医の先生のところに行ってきた」という母に「えー、血液検査とかどうだったの?」とか「先生から何だって?」と聞いても、「別に。いつもの通りよ。」の答えばかり。具体的なことは忘れてしまっているので、いつも同じ返事です。こちらからクリニックに直接問い合わせると、かなり驚くことばかり。こちらはますます心配になって、いろいろ具体的な質問(夕飯は何食べた、今日はなにした、など)をしてしまっていたのですが、すると不機嫌になり、「そんなに責めるように色々聞かないで」というリアクションが続きました。一体、どんな生活をして、どうなっているんだろう…。薬は飲めているんだろうか…?と、益々不安がよぎります。(この不安も実際当たっていたのですが)この当時、私はまだ母がどの薬をどれだけ飲んでいるかも全部は把握できていませんでした。

そこで、結局ケアマネさんに訪問看護師さんの導入をお願いし続ける結果となりました。2021年12月ころのケアマネさんとのメールのやり取りを読み返してみると、「年が明けたころにまた地域包括センターのOXさんと相談しながら、ゆっくり進めていきます」のようなリアクションで、イライラはつのるばかり。それは、故に「ご本人(母)からまだ介護サービスは要らないと言われていますので、こちらとしても無理に進めるわけにはいかないのです。」からだとか…。
ちなみに、ケアマネさんは介護保険で賄われている職種なのでケアマネ自体には料金は発生しないのですが、介護保険のサービスの利用がないと、あまり関わることはできないのだそうです。*1

 

診断が出されたタイミングでケアマネにクレーム

このイライラしている時に、最初にケアマネを紹介してもらった地域包括センターにもお願い(ほとんどクレーム)を出したのですが、なんとなくこの二人はもともとのお知り合いだったようで、社会福祉士さんからは何とケアマネをかばうような返事が…。

以前のブログでもお伝えしましたが、実は2021年暮れからお正月に夫と一緒に一時帰国を予定していました。その際、某大学病院にて、母の頭部の検査をすることになっていたのです。私たちが行けなくなったので、母には頑張って病院まで一人で検査に行ってもらいました。(日本にいる兄弟は付き添いはしないので)その後、診断書が出たタイミングで*2ケアマネさんに 「どこがどう止まっているか、見直してください。母には介護サービスが必要なんです」、とかなり強い口調でクレーム。この後、ケアマネさんが家庭訪問してくださり、詳しく母の健康状態(飲んでいる薬や注射を含め)を改めて調査した結果、主治医から「指示書」をやっともらってくれることになりました。ケアマネさんはとても忙しい方で、母の健康状態についても最初からきちんと把握できていなかったのでは…と、今になって疑問が残ります。医療行為にあたる訪問看護は指示書があって初めて契約できるようです。訪問看護は、2022年3月末にやっと導入されました。

 

デイサービス導入へ

さて、夫と私が3月に一時帰国できることになり、この機会に例の大学病院から地元の脳神経クリニックへと転院することになりました。その方が母も通いやすいし、母も私も先の大学病院の高飛車な対応にへきえきしていたからです。こちらのクリニックは数年前に開業したところ。でも、すごい人気のようです。「物忘れ外来」という専門外来が毎週木曜日にあるのですが、こちらの予約は3‐4か月前にしてほしいと言われています。先生もまだ若い40代くらいの方で、とにかく優しく話す先生。この先生にも、主治医にも、「デイサービスは絶対にどこか行ってください」と言われました。

母は以前、デイサービスでボランティアをしていたことがあり、そのイメージから「自分にはまだまだ早い」と、ずっと言っていました。ただ、日中もTVがつけっぱなしで、それを見ているのでもなく、ただのんびり・ぼーっと過ごしていることが多いのです。この、一人でうちでぼーっとすることって、誰の目から見ても明らかに良くないことなんですよね。

ただ、この時もプチ奇跡が起こりました。主治医の待合室で、同じマンションの方に母がお会いし、なにやら「トレーニングに行っている」というお話をされていました。週2回、送り迎え付のトレーニングセンターに行っていらっしゃるというのです。しかも、半日だけ。それが、半日型デイサービスと呼ばれるものだったのは、あとから知ったのですが、母も「私も行きたいわ」と言っているのが聞こえました。私がノルウェーに戻る2日前、最後の主治医への付き添いの際に「デイサービス、絶対始めてください。もう、明日からだっていいんですよ」とかなりガツンと言われ、私がすかさず「そうだ、ご近所さんのデイサービス一緒に行ったら?」と言ったのに「そうだわねー。うちでぼーっとしてても仕方ないしね」と反応してくれたのです。この後すぐにご近所さんのお宅を訪ね、ご家族の方からパンフレットをいただき、早速次の日に電話。なんと、見学に行けることになり、この場で即決したのでした。
こちらのデイサービス、初めの「まだ早すぎる」に反して、母がとても気に入り、半年後には週2で行くようになりました。

 

ヘルパーとお薬ロボット(訪問薬剤師)導入へ

さて、何事もなく約半年が過ぎた昨年秋にまた夫と二人で一時帰国となったのですが、この時は本当にハラハラの連続となりました。もともと兄弟が取り付けた「見守りカメラ」がうちにはあり、人の出入りなどが録画されると、多少の会話も聞くことができます。夏が過ぎたころ、看護師さんが訪問中に誰かに電話している様子が数回確認できました。あとで聞くと、容態の変化などを主治医などに連絡していたとのこと。
一時帰国初日、「どうしちゃったの?」というくらい、うちのあちこちが汚く、洗い物も数日分たまり、しかもコバエも台所にたかっていました。母の様子も以前よりもぐったり、元気がありません。食事も「おいしくないから何も食べたくない」と、私たちと一緒に食べられなくなっていました。(ただし、外食の時は食べていた…)看護師さんがつけているバイタルチェック表を見ると、体重も夏ころから徐々に減っていました。
そして、何と言っても冷蔵庫!ものすごい量の食材が傷んでいました。以前から一時帰国の際には冷蔵庫整理を毎回してきたのですが、今回は尋常ならない量です。本人に聞くと、「食べようと思って」と、冷凍食品を冷凍庫から出したというのです。その他タッパーに入ったシチューの残りとみられるものや、どろどろに腐った野菜など。
先にも書きましたが、動画通話では「元気にしてるよ」と言っていても、やっぱり来てみないとわからないものですね。

この一時帰国では病院の付き添いも複数回あったのですが、頻脈が問題となり、薬の見直しもされました。母がだるそうにしていたのも、もしかすると薬の副作用が強く出ていたせいもあるかもしれません。体重減少に伴って、薬量なども減らされました。消化器系統にも異常があったので、悪いものを食べていると悟った私は、ヘルパーさん導入をお願いしました。冷蔵庫チェックを定期的にお願いするためです。

また、ソファーの下から飲み残しの薬がごっそり出てきた際も、主治医や看護師さんに報告。看護師さんからも、薬の飲み忘れが増えていると伺い、最初は「お薬ポケット」を導入してくださいました。ただ、母がここから薬ぶくろ*3を取り出して自分のポケットにしまったりしているところを目撃したりで、本当にこれで飲めているか疑問が残りました。

私たちがノルウェーに戻ってからもお薬ポケットはしばらく続けていたのですが、朝の薬を二袋飲んでしまったり、飲み忘れが回避できないなどの理由で、ロボットの導入が検討されました。

このタイプのロボット。1週間分の薬しかセットできないので、薬局の方に訪問していただき 毎週補充していただく必要があります。

ケアマネさんが、ロボットをレンタルしている薬局を見つけてくださり、母は訪問費(一回500円ほど)と薬代を自分で払っています。レンタルは無料です。なんでも、母が主治医より処方箋をもらった際に、処方箋が薬局にFaxで送信され、同じ日の午後に薬局さんが一包化された1週間分のお薬を持ってくる…という流れです。ロボットはセットされた時間に「お薬の時間です」と、声を出します。母は自分で取り出しボタンを押して薬を飲むという作業があるのですが、それはクリアーできています。薬の取り出し忘れなども薬局さん・看護師さんが確認してくれています。

 

元気をとりもどした母

さて、この後 私たちもかなり母の様子が心配となり 半年を待たずに前回の一時帰国(2023年2月)となったのですが、またびっくりさせられました。というのも、前回敷きっぱなしだった布団も綺麗にたたまれ、以前のように午前中は忙しく動き回り、食器も溜めずに洗われ…と、かなり元気を取り戻したのです。体重も順調に増加で、元に戻った感じです。あんなに体調が悪かったのに…こんなに元気になるとは!本人は…というと、昨秋のあの状態をすっかり忘れている様子でした。とりあえず、ヘルパーさんが冷蔵庫管理をしてくれているおかげで、悪くなったものを食べずに済んでいると思います。この時の「物忘れ外来」の検査では、なんとスコアも高くなっていました。先生曰く、体の調子が悪いと認知機能にも反映される…とのこと。

日本に行く前にノルウェーのNRKで放映された「Demenskoret」(認知症の方々が参加するコーラスのドキュメンタリー)に感化された私は、歌を歌うデイサービスがないかと探してみました。

tv.nrk.no   (ノルウェー語ですが、「Se trailer」のボタンでトレイラーが見れます。)

丁度、同じ区に一日型デイサービスで音楽療法をアクティビティーとしているところが見つかり、「今のところで十分楽しいのに」と気乗りしない母と一緒に見学させていただきました。実はこのデイサービス、すごい人気だそうで しばらく順番待ちだったのですが、ちょうど明日から始めることとなりました。母は歌声喫茶などがとても好きで、以前よりイベントによく行ってたので おそらくこのデイもすごく楽しんでもらえるかと思ってはいるのですが…。どうなるでしょうか?また後日お伝えできると思います。

前編・後編と2回に渡り、うちの高齢で独居の母の事お話させていただきました。プライバシーに考慮しましたが、具体的に書かないことには伝わらないことも多いので このような内容になりました。実はこの1年の間には、母のお友達やご近所さんとも直接連絡を取らせていただいていて(本人には一応の許可はとってあります)もう、母の健康状態についてはオープンにお話しています。と、いうのもお話しなくても 周りの方には以前と違うというのが伝わっているし、間違った憶測があるよりは正しくお伝えした方が良いと判断したからです。

同じように親御さんが遠くで一人でお住まいの方々の少しでもお役に立ちたいと思い、ブログという形でシェアさせていただきました。親御さんの様子が最近変わって来た…と思われたら、迷わず周りの親しい方、もしくは地域の包括センターなどでご相談されてみると良いかと思います。今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!

 

*1:実は昔ノルウェーでお世話になった方、Aさんがケアマネさんをしていて、彼女にもご相談させていただいたのですが、この担当のケアマネさんに関しては、Aさんも「そうだけど、何とかできると思うけどねえ」というご意見でした。ちなみに、介護サービス発生後は月一度「モニタリング」と呼ばれる家庭訪問で、サービスがどのように行っているか、調整の必要はないか、などの面談があります。その際、「ケアプラン」と呼ばれる書類も作成されます。

*2:病院によって、かなり対応が異なるのですが 診断がどうだったか電話で問い合わせても、全く拉致があかず…。個人情報だから…だということですが。もちろん、母に直接聞いても診断書をもらったかどうかも覚えておらず、病院とクリニックに数回電話することとなりました。ちなみに、もう一つ母が良く通っている病院には「個人情報提供同意書」というのを自分で作成して提出してあります。

*3:「一包化」してあるもの。日付、いつ飲む薬などが書いてあり、同じ時間に飲む薬が一つの袋に入れられている。これは主治医からの指示で、無料で薬局が行います。

高齢の母を日本に残して (前編) 

みなさま、こんばんは。お変わりありませんか?久しぶりのブログ更新です。この数か月、4週間ほどの日本への里帰りやその準備、また庭仕事で忙しい日々でした。

私には高齢で一人暮らしの母が日本におりますが、母の介助のため、帰国することがここ数年増えました。私と同じような状況にある方:日本に高齢の親御さんがいらして心配されている… という方々にむけ 母の事を書いてみようとずっと考えていました。が、このブログは基本は匿名なものの、フェイスブックにアップしたりすると素性がわかりますよね。そんなこんなで、どのくらい具体的に書こうか迷っていたのですが、なんとか個人情報を守りつつシェアできないか…と、少し試行錯誤ではありますが トライしてみます。お付き合いいただければ幸いです~。

 

日本に高齢の親が一人暮らしの場合

どのご家族にもそれぞれ、家族の歴史や文化的背景がありますね。うちの場合、母は30代の若さで未亡人となり、それ以来「母子家庭」という環境で私たちは育ちました。母は性格的には温厚でわりと細かいことは気にしない人です。私たち子ども達も、かなり自由に自分の将来を選べましたし、今もそれなりに好きな道に進んでいると思います。他のご家庭からみても、うちはあまり型にはまった家族ではないかもしれません。

母は私の兄弟たちと基本は同居だったのですが、さまざまな事情でここ数年は独居となっています。コロナも理由の一つでしょう。母は持病がありますので、私もさすがにコロナ禍初期は帰国することも躊躇したのですが、数年前からの認知機能低下がひどくなっている印象を受け、ワクチン2回目接種後のタイミング(2021年夏)で帰国を決行したのです*1。もちろん、私を通してコロナに感染させてしまう懸念もありましたが、それよりもまずほっておけないと感じたのです。

「ボケ日和」の著者、認知症専門医の長谷川先生 *2によると、認知機能のバロメータは冷蔵庫とありますが、この帰国時に私もそれをはっきり確認しました。冷蔵庫の中は古くなった食品などでいっぱいでした。ほっておけないと感じた直感が当たっていたのです。離れて暮らしている親の健康状態は電話(動画通話も含め)だけではわからなく、やはり来て正解でした。

 

コロナ禍直前の検査

コロナ直前の一時帰国時(2020年1月)も母の健康状態の悪化を危惧していました。ノルウェーでは個人の意思が尊重されていて、認知症などの検査には行きたくない母の気持ちを尊重しなければ…という思いと、かといって何もしない事の危険性もリアルに感じ、大きなジレンマでした。偶然、区役所で相談員さんと面談する機会に恵まれました。この時のアドバイスは目からうろこ…でした。心配なら、母の主治医に母の名前で受診することを勧められたのです。ノルウェーではとても考えられないことなのですが、実際にかなりスムーズに行き、主治医の先生と相談の上で「転ばぬ先の杖」で検査を受けてもらえました。良い結果が出たので、本人も喜んでいました。

 

私の次のステップ…

さて、2021年に話は戻ります。母の状態が悪化していることを確信した私は、「地域包括センター」という場所にたどり着き、アポを取って社会福祉士の方と面談しました。ここでは、うちの家族環境なども含めいろいろな心配や悩みをお話をさせていただき、相談できる方がいて、一人で悩まずに済んだのが救いでした。また この中のお話で、初めて介護保険について知りました。

【はじめての方へ】介護保険制度とは?しくみをわかりやすく解説します - LIFULL 介護(ライフル介護)

社会福祉士さんからのアドバイスもあり、最初はヘルパー(介護士)さんではなく 持病を持った母が納得してくれそうな訪問看護士さんの居宅支援からトライすることにしました。ただ、リンクでもありますが、介護保険サービスを受けるには まず申請書を出し、専門の職員さんによる認定調査(家庭訪問)を受けなければなりません。この時はかなりハードルが高い感じがして、あきらめかけました。

 

地域包括センターの訪問と申請書

結論から言いますと、なんとこの時 奇跡が起きたのです!自分でも何をどうしてこうなったかは、はっきり覚えていません。隔離期間のために5週間という人生初(!)の長い休暇を取って、その間母と二人きりでゆっくり過ごす時間があったせいもあるかもしれません。母がこの先ひとりで誰の見守りのないままで生活することを危惧する私の思いも伝わったのでしょうか。ノルウェーに戻る少し前、地域包括センターに「散歩がてら」たちより、申請書にもサインすると言ってくれたのです。本人は、「今すぐは支援要らないけど、必要になるときが来るかもしれないから」と言っていました。包括センターの社会福祉士さんは、実家の住所の担当の方でした。こちらでも、コロナ前から月一回の地域の高齢者の集まりがあり、マンションの民生委員さんもこちらの繋がりでした。と、言うわけで、私がノルウェーに戻る前に社会福祉士さんや民生委員さんともネットワークができた…ということで、一気に安心感が広がりました。

 

ノルウェー帰国後…

9月中旬にノルウェーに戻り、その後 9月末には社会福祉士さんと認定委員さんによる家庭訪問(認定調査)がありました。母は幸い、フェイスブック系のMessengerという無料通話アプリを使うことができるので、私もこの認定調査にノルウェーから動画通話で参加できました。やはり、本人からだけではなく 家族の話も重要視されているとのことでした。

と、ここまではとんとん拍子だったのですが…。その後 実家に郵送されたという要介護認定の通知も数回紛失してしまい、1・2か月の月日が流れ…。社会福祉士さんが、ケアマネージャーさんを指名してくださった後も、ケアマネさん曰く「お母さま、どんな支援も今は必要ないとおっしゃるので…」という具合で、支援サービスに入れないまま とうとう年も明けてしまいました。
ケアマネさんは、40代くらいの女性で、悪い方では決してないです。ただ、あまりにも「利用者ファースト」で、話が先に進みません。認知機能が低下しているご本人のご意見ばかり聞いていても 実際はご本人のためになっていない場合が顕著なのですがね。こんな時、ご本人の事をよく知っているご家族がご本人の意思に反して決めなければならないこともやむを無いのでしょう、と私は思います。やはりジレンマはつき物なのですが。

 

さて、今日のブログでは高齢の親が独居で、自分が遠方に住んでいて 頻繁に様子を見に行ったり、介助できない…という場合のお話でした。私も、親はいつも元気で大丈夫と思っていたかもしれません。母の場合は、10年ほど前から病気を患い、また心臓も悪いので 親子の関係がいつ逆転し、私が母を助ける番になってもおかしくないというのは薄々感じていました。
また、次回ブログでは今日のトピックの後編として、2022年から介護サービスがどうなって行ったかをご紹介したいと思います。このブログを読まれて、こんな状況の人が他にも居る…と、少しでも励ましになれば幸いです。今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

顎関節症(TMD)ノルウェー事情アップデート (2023年1月)

みなさまこんばんは。お変わりありませんか?日本では10年に一度の大寒波の到来、本当に大変でしたね。実家は関東なので気温は例年に比べ低かったとはいえ、母も何とかしのいだ模様です。こちらノルウェーは「ヨーヨーのような」(アップ・ダウンが激しいという意味でヨーヨーが言い回しで出てきますが…)変な冬が続いています。数週間前にはこちらでも大雪になり、除雪が近隣道路で追い付かずに 夫も仕事に出られないという事態も起きました。

さて、今日のトピックはしばらくアップデートしていなかった 私の顎関節症について、です。去年の夏以降も少し変化がありました。あまり良い変化とは言えないのですが…  前回のこのテーマについてのブログでは発症時よりノルウェー医療機関との闘い(?)なども順を追って取り上げていますので、今日初めてお読みになって興味のある方はこちらから読んでいただいたら嬉しいです。

humbleness.hatenablog.com

イスラエルの先生」とのやり取り…その後

前回のブログが2022年の6月だったのですが、実はこの後、イスラエルの某口腔外科医であるN先生と、しばらくメールのやり取りをさせていただいていました。先生に、私のレントゲンやら今の症状などを書いて送ってくれと頼まれ、最終的には「うちの病院に診察に来たければ、診ますよ。」とまで言っていただいたのです。でも、こういった臨床医は料金などはわからず…で、結局 この大学病院のインターナショナルペイシェントセンターに料金の問い合わせをしました。こちらでも、レントゲンなどを送って欲しいとあり、早速送ってみましたが、いくら待てども一向に返事が来ません。1・2か月経ったころ、思い切って電話してみました。
電話口に出た方にこのメールのやり取りをしていた方の名前を告げると、確かにこのセンターで働いている方と判明。こちらの病院には海外から自費治療でやって来る患者さんも居るため、こういった専用の事務所があるのです。流れ的には、自国でCTやMRなどを撮ったのち、データファイルを病院宛に送る。この後、リモートでの診察に移ります。ただ、その診察だけに600アメリカドルまたは600ユーロかかる…というのです。リモート診察で、ですよ。もし検査結果のデータがなければ病院でも検査できるとのことですが、かかる費用がべらぼうでした。診察の時点でこれだと、一体治療にはどれだけな額になってしまうのか…それに、何回イスラエルに往復しなければならないのか… さまざまな事が頭をよぎり、イスラエルでの検査や治療は、あっという間に「不可能」という結論が出ました。もちろん、ノルウェーで仮に矯正治療に行ってもかなりのお金は必要ですが、やっぱり自分の知らない国の医療機関は不安なこともありますよねー。それに、慣れない英語でのやり取りも不安材料です。

 

日本の大学病院でのスプリント治療…思いもよらない事態になる

さて、2021年の単身帰国時に都内の大学病院で始まった治療ですが 2022年10月の一時帰国時にも診ていただきました。この治療は上下のスプリントに矯正用のゴムを引っ掛けて顎位置にアプローチするというもので、こちらの大学の論文を見て 私からこの治療を試させていただくようにお願いしたのでした。ただ、論文の患者さんたちはリウマチ性の病気がある方々で、顎位置に異常を見つけてからすぐの受診(同じ病院からの紹介で)だったらしく、私の顎位置変化が原因不明な状態*1とは違う症例でした。治療開始から1年経っても何ら改善の兆候が見られないため、次回は他の治療の可能性も探るための新しい模型を作っていただくということになりました。ただ、模型は親知らずを抜くことが前提だそうです。
余談ですが、先生にもイスラエルのN先生の論文をお見せしたところ、「ああ、この先生、超有名な方ですよ」と教えていただきました。ノルウェーの大学病院ではN先生も知らなければ、「この論文、信頼できる学術誌に載ってるの?」なんていうリアクションだったのに!やっぱりノルウェーの医者は井の中の蛙っぽい人が多いのねー。
10月の受診では、効果を示さないピヴォットという出っ張りを外していただいたのですが、なぜかこの時期下の犬歯が痛いなと頻繁に感じていました。11月、よーくこの歯を見てみると…何と内側の歯茎が数ミリ後退しているではないですか。しかも、かなり赤くなっていて出血していた様子も。すぐに地元の歯医者に予約を取り(ついでにしばらくしてなかった一般検診もかね)予約が取れたのが12月中旬。この歯医者は一般歯科ですが、歯周病専門医であるお兄さんと共同でクリニックを経営しているため、歯周病についてもチェックしてもらい、万が一の時はお兄さん歯科医の方に回してもらおうと考えていました。
ところが、歯科医によるとこの歯茎のダメージは歯周病ではなく、骨に吸収が起こったのが原因。吸収が起こると歯茎が下がってしまうそうで。この時、治療用のスプリントも持って行って、その場で装着しましたが、やっぱり意図していた方向(後方から前にという横の方向)ではなく、どうも前から後ろ(歯の前面から口の中への方向)に力が加わってしまい、この犬歯を後方に押していた…らしい。歯の薄い骨はこういった圧力によって吸収されてしまうことが良くある、とのことでした。これにはちょっとガーンという感じでした。下がった歯茎はもとには戻りません。歯医者の勧めでこのスプリントはしばらくお休みすることになりました。
この時、2年前に彼が勧めて作った「スタビライザー型スプリント、Shore plate」(夜寝ている間に咀嚼筋を休めるという目的のもの)の話になり、「今はもっとお勧めのが出ている」ということで、「Anterior Deprogrammer」なるスプリントを無料で試させてくれる…ということになりました。(口約束なので、本当に無料かどうかはわかりませんが)と、いうのも以前作ってもらった Shore plateは歯科技師のミスがあったので、歯医者もちょっと罪悪感を持っていた様子。Anterior…も、寝ている間に咀嚼筋を休めるのが主目的なので、それほど期待はしていないのですが。

 

かみ合わせを改善させる方法を探す

この顎の不調が起こったのが、ちょうどコロナ1年目の春ころ。つまり、私の顎の歴史はコロナとダブるんですよね。当初は本当にショックで、どうしてこうなったかを何としてでも突き止めたい…と思ったものです。ただ、世の中 原因不明のものって本当にたくさんあるのかもしれません。私が普段 お仕事で会っているクライアントの子たちも然り。体の不調で、数字や映像で科学的に分析できないことって たくさんあるんだなー、と身に染みて感じます。
私の顎も、顎関節自体は痛くもなく、可動域に問題もなく。ただ、咀嚼筋と言われる顔の筋肉がいつも痛い・こっている感じ。これは開咬を治したら、もしかしたら改善するのかもしれません。これからの時間は どの治療をしたら以前に近いかみ合わせを取り戻せるのか…これに尽きるかも知れません。また、ラーメンを前歯で嚙み切れるようになりたい。それが願いです。

 

海外での医療ブログ、どれだけお役に立てるかはわからないのですが、このテーマ 今後も折を見てアップデートしていきたいと思っています。今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。みなさま、あったかくしてお過ごしくださいませ。

 

*1:担当の先生に診断書をお願いした際に、「前歯部開咬」というのは書けるが、開咬になった原因は明らかではないのでこの診断書は出ない、とのこと。

気持ちも新たに、GODT NYTT ÅR! (あけましておめでとう)

新年が明けもう2週間が過ぎました。みなさまお変わりないでしょうか?お正月は楽しく過ごされましたでしょうか?
私はと言えば怒涛のロンドン3日間(利用者さんの付き添いとして行った、仕事の旅行)を年末に無事に終え、新年は2日から始業となりました。

今日は、私自身の今年の抱負・頑張っている事や、このロンドン3日間の労働条件などについてお話したいと思います。

 

Word Pressで新しいホームページ(HP)作成に挑戦しています

「訳ありユース」たちの支援の仕事の傍ら、規模は小さいですがカップルやファミリーのカウンセリングをリモート中心でやっています。私も病院や歯科を決める際に必ずホームページをチェックしたい方なので、こちらのHPも少し前まで持っていました。*1ホスティングドメイン使用料込みのサービスでしたが、数年経ってくると価格が値上がり、もう少しブログ機能が付いたものが欲しくなり、どうしようか思案していたところ 偶然、ハウツー動画を見つけ 私にもできるかも知れない…と思ってしまったわけです。ところが、実際やってみると海外からのアクセスということで、制限がかかったりしました。(今のところ何とか解決しています。)それに、本当にウェブ用語って難しいですよねー。ただ、私の性格からしてやってみて本当にダメとなるまではなかなか諦められないので、なんとかがんばります!(はてなブログでのプロフィールページもそろそろ変更します。)

 

なぜか「はいからさんが通る」マイブーム

高校生の時に古典の授業で先生に勧められた漫画「あさきゆめみし」。去年秋、何気なく作者の大和和紀さんをググっていたところ、出てきたのが「はいからさん」。そういや、子どもの時にTVで見たことがあるけど…、でも話の結末がどうだったか記憶にないな…。それもそのはず、TVで放映されたいた時はまだ小学1年生でした。「いいなずけ」だの良くわからなかった歳でしたね。

はいからさんが通る - Wikipedia

当時私が見ていたTV版は、なんと話の途中で打ち切りになっていたとのこと。(それも良くわかっていなかった。)その後、実写版、宝塚版を経て、2017年には劇場版として再アニメ化したらしいです。すごいなあ、この人気、と思いつつ、私も原作漫画を読んでみることにしました。両想いの主人公たちの行き違いや、関東大震災がターニングポイントとなったり、(少女)漫画にありがちだなー、と思うところは多々でしたが、ストーリーが良くできていて、壮大な恋愛小説を読んでいるようで、遅ればせながらはなまってしまいました。
漫画の背景の大正時代はまだまだ女性の権利が確立されていなかった時代。主人公が職業婦人として外へ働きにでますが、差別も多く、大変だった様子がうかがえます。ちょっと背景は違うけれど、私も「外国人」ってことで差別されたり、普通にリスペクトされなかったりと、なんとなく主人公に自分を重ねてみたり…。もちろん、現実は漫画のようにいろいろな事が都合よく上手くは行かないのですがね。
「はいからさん」は私よりちょっと上の世代の方々のリアルタイム漫画だと思いますが、こんなに質の良い漫画がすでに70年代にできていたことも嬉しくて、ノルウェー人の友人などにも紹介しました。

健康管理をもっとがんばりたい!

12月、かかりつけ歯医者に検査に行きました。その際、日本で始めたスプリント治療*2やかみ合わせ変化の原因について話していたところ、血液検査に回されました。何でも、PTHという副甲状腺ホルモンがビタミンDの欠乏により増えると、骨が溶けるなどの様々な異常を引き起こすとのこと。「歯医者でこんなこと知ってるのは僕だけだよ。」などと、少し自慢げな歯科医ですが、歯科分野以外の知識もかなり豊富のようです。ちなみに、ノルウェーで推奨されているサプリメントでのビタミンD摂取量は一日10ミクログラム。歯科医によると、80くらいは取らねばだめらしいです。それは何と言っても、日照量が少ないから。彼曰く、私の下顎頭が溶けてかみ合わせがおかしくなったのも、ビタミンD不足に由来するかもしれない。今回の血液検査では、ビタミンDもPTHも正常値でした。骨の吸収が起こる前のPTHは計っていないのでわからないのですが、ビタミンDに関しては低い状態が2017年ころまであったので、本当にこれが原因だったかもしれません。
さて、今回の検査結果で「ぎょえー」と思ったのが、コレステロール値。ノルウェーコレステロールを測ると、「mmol/L」という値で出てきます。これを日本で使われている「mg/L」に換算すると、やっぱり高い。高すぎる、まで行きませんが、かなりギリギリです。
そんなわけで、またしてもYouTube先生で悪玉コレステロールを下げる食事を学び、さっそくオートミールなどを食べています。それから、ビタミンDも。歯科医にサプリ以外にもまずくて有名な魚油(トラ―ン)を取るように勧められました。どれだけこれが頑張れたか、また後のブログでお伝えしたいと思っています。

 

ロンドン3日間…お手当は?

話題はガラッと変わり、ロンドン3日間の件です。利用者さん・職員、総勢17人が人で混雑するロンドンで、移動などかなり大変だったのですが、無事に終わりました。実際、初日は朝4時過ぎに家をでて、地元から出ているエアポートバスに乗り、この日はかろうじて4時間ほど休憩が取れたものの、仕事を終えたのが夜12時近く。2日目、3日目も労働時間的には15‐19時間くらいになったかと思います。短い休憩時間を利用して、お決まりの無印や食料品店(コーヒーやクッキーが安い)、また利用者さんで日本ラブな子たちと日本食の食堂や食材店も行け、良かったです。
3日間の労働条件については、旅行の前にボスが口頭で朝8時から夜8時までの12時間を就労時間として許可。もともとこの3日間は時短で一日6時間労働だったので、昼2時から夜8時までの6時間のみ、超過時間扱いとしてお手当を出してもいいとのこと。でも、職員は皆朝から晩まで働いていたので、やっぱり「12時間って短い」という声があがりました。オスロ市には「Dok25」という、こういった利用者さんとの旅行や、泊まりの会合などの際の労働条件について事細かく取り決めた文書があります。が、労働組合の代表をしている同僚に聞いても、この文書通りにお手当なんかもらえない…とのこと。それから、こういったことは事後交渉はほとんど意味がないので、事前にちゃんと組合の人を交えて取り決めるべきでした。そんなわけで、なんとなく後味はあまり良くないものの、仕方ないとしましょう。大切なのは利用者さんが全員無事に帰ってきたことや参加者のほとんどが満足していたことでしょう。

 

今日のブログでは、記録という意味で さまざまなトピックを書いてみました。漫画でもドラマでも、何か日々気がまぎれるような楽しみって必要なんだなあ、と感じる今日この頃。またHP作成も少しずつですが、進んできていて 何とかなるかもしれないと少し自信も出てきました。歳とともに、体のあちこちも様々な障害が出てくるものかもしれませんが、おそらくできるだけ頑張っていたら どこかおかしくなっても納得いくのかもしれないですよね。

そんなこんなで、みなさまは今年どんな期待や抱負をお持ちでしょうか?へなちょこ・おばちゃんブログ、今年もゆるりとお付き合いいただけると嬉しいです。今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

2022年を振り返る…

今年10月の里帰りからの一枚。(夫と母)

みなさまこんにちは。こちら、ノルウェーは今日が「第二クリスマスの日」と、まだクリスマスは続いております。明日から新年までの数日は「Romjul ロムユール」と呼ばれる期間に入ります。日本はクリスマス寒波の到来で、寒い中停電してしまっていたり、交通網が麻痺したりで その地域の方々は大変な思いをされているなあ、とニュースで見ておりました。西洋ではクリスマスが日本のお正月のように家族でひっそりと過ごす習わしですが、日本はこれから帰省ラッシュですので 少しでも不都合なく移動できるよう、願っています。

さて、今回は今年最後のブログとなります。世の中ではいろいろあった年でしたが、私のこちらでの生活の一年を振り返ってみたいと思います。

 

冬のDIYリフォームとウクライナ侵攻後の一時帰国

中古で10年ほど前に購入した 私たちの住まいですが、どうも中の施工も中途半端が多く、その一つが天井の塗装でした。年が明けて落ち着いたころ、思い切って2階の居間の天井のペンキ塗りを試みました。丁度北京オリンピックが開催され、ノルウェーチームを観戦しながらの作業でした。今思えば、コロナ禍は続いているとはいえ、平和な感じでしたよね。*1

作業中の2階居間

2021年暮れのオミクロン変異株の蔓延で 泣く泣くお正月の一時帰国を断念した夫と私ですが、3月に再トライを決心。ノルウェー国籍の夫は短期滞在ビザを取り直す必要がありました。特別な計らいで、こちらもすんなり再発行していただき、念願の日本行きを達成。ロシア上空を迂回しながらの15時間フライトも初めての体験でした。*2

ヘルシンキを出たところ。普段は緑のルートに沿って飛行するのですが、今回はノルウェー上空に戻り、北極圏の西側をぐるりと迂回するルートでした。

 

春から夏のエクステリアDIY

さて、日本から帰ると早速今年予定していた大きなエクステリアのDIYプロジェクトの開始です。それは南側のウッドデッキと玄関前のデッキ二つを作り直す、というもの。

もともとここはどうも湿地帯のような土地で、水はけも悪く、粘土質の土が埋め尽くしているような状態でした。この家を建てた人たちも 水はけの悪さは重々承知していたのですが、排水処理をすることもなく それをカモフラージュするかのように、家の周り二面を大きなウッドデッキで囲んでいました。私たちが家を購入して数年後に外の排水工事を行ったのですが、その際ウッドデッキを一部撤去し、その下の地面の状態に愕然となりました。ウッドデッキの木材や施工だってかなりいい加減。夫と私はその時すでにゆくゆくお金を貯めてすべてのウッドデッキを初めから作り直す決意をしたのでした…。

 

まずは南側のデッキから解体。もともと何故か2メートルくらいしか奥行きのなかったウッドデッキ。ガーデンファニチャーなどを置くと歩くスペースもありませんでしたが、それを広げ、デザインも自分たちで。(素人なんで、途中まずかったと発見することも多々でしたが…)1メートルほど奥行きを広げました。それからなかなか大変だったのが デッキのビスうち。木材が歪んでいたり、湿り気が多かったりして すんなりいかず、大変でした。オーニング(日よけのシート)もボロボロで、当初は屋根付きのパルゴラに変える予定だったのですが、外壁の塗装作業を考慮してオーニングを維持することに。シートだけ通販で買えることがわかり、色も明るい色に交換。だいぶお金が節約できました。

ウッドデッキ、ビフォア&アフター (顔出しOKと言ってくれた夫です…)

新しいガーデンファニチャーは、ノルウェーのメルカリ(と、いうかもろもろ総合検索サイト)のFinn.noで購入。

このデッキが完成したのが、6月中旬くらいだったでしょうか。これが終わるとお次は玄関前のエントランスデッキ。道路から見て裏側にあたる場所にエントランスがありますが、「裏庭」のような感じでご近所さんから目隠しになっているので、私たちがよく使う場所です。形も四角形だけだし、手すりもないので かなりスムーズに完成しました。

左から:もともとのデッキの残骸。施工中。施工後。

そうですね、施工前の状態(もともとあったデッキを取り払い、玄関前だけ残しておいた部分)は数年続いていたので デッキが完成したのが、ちょっと夢のようというか。「あー、やっとまともなエントランスになった!」という感じでしょうかね。ここまで来るのにかなり時間はかかったのですが…。素人がやったにしては、満足です。

 

秋の一時帰国からクリスマスまで

さて、ちまたが夏のバカンスへ行っている間、私たちは仕事の毎日でした。それもそう、10月にまた一時帰国の予定を立ててあったのです。*3

どうしてカタール経由で南廻りになったから前回のブログでお伝えしたのですが、やっぱり体には応えました。

上:オスロードーハ間のフライトマップ。下:ドーハ空港。なんと電車がターミナル内に走っていました。

丁度一か月前くらいにコロナにり患しましたが、夫も私も大事に至ることなく、なんとか治癒しました。(ただ、夫は今でも咳が続いています。)ノルウェーでは今、コロナ疑いがあっても、市などで無料で配っている簡易抗原検査を使用して自分で感染チェックするようになっています。つまり、PCR検査はもう受けさせてもらえない状態です。以前は公のPCR会場での検査結果が以前ご紹介した医療ポータルサイトの「Helsenorge.no」に登録されていました。そしてり患して治癒した方は「治癒証明」を出していただき、それがワクチン一回分に相当するような感じではあったのですが、もうこれも無くなってしまったわけです。

夫も私もこれまで数十回してきたこの簡易検査。この時の陽性が出るスピードはかなり速かったので、市で配っているだけあって検査はかなり正確なのかな、と思いました。

12月は本当にあっという間でしたね。普段あまり外へ出歩かない私たち夫婦ですが、久しぶりにクリスマスコンサートに出かけました。Solveig Leithaug (ソールヴァイ ライトハウグ)さんという、カントリー調のシンガーソングライターです。クリスチャンのミュージックシーンで若いころから活躍している方で、夫と私が共通して好きなアーティストです。普段はアメリカに住んでいらっしゃるのですが、アドベントの時期にコンサートをするために帰国されていることが多いかもしれません。

www.solveigmusic.com

今年のクリスマスイブは私たち二人だけでした。夫の家族はあまりルーティンに気を取られない感じで、毎年 義母や夫の弟たちもそれぞれの事情に合わせてクリスマスを祝っています。

明日からのロムユールは市の職員などの就労時間は時短となり、朝8時から午後2時までとなります。今年は28日から2泊3日で利用者さん旅行を計画することになり、私も付き添いとしてロンドンに行ってきます。さて、ちゃんとみんな空港まで来れるのか?私も朝4時半のエアポートバスに乗らなければなりません。

 

ブログ上では、せっかく修得したからと*4、「ノルウェーPREP」というカップル・コミュニケーションコースのプログラムから数回に渡り内容をご紹介しました。こちらはまだまだシェアすることが多いので、追々また取り上げていきたいと思います。

今年もへなちょこブログにお付き合いくださり、本当にありがとうございました。2023も皆さまにとって素敵な年となり、また世界に平和が訪れるよう、お祈りしています。どうぞ、引き続きご自愛くださいませ。

GODT NYTT ÅR! マイユニ

*1:

冬のリフォーム再開・オミクロン蔓延と規制緩和 - 2022年・第5週 - ハンブルネスのひとりごと

*2:

夫と一緒にノルウェーから一時帰国 準備・出国編 - ハンブルネスのひとりごと

*3:

やばい、もう第2アドベント!(パーソナルブログ) - ハンブルネスのひとりごと

*4:PREPはアメリカから来たプログラムですが、ノルウェーではModum Badという精神医療機関ノルウェー向けに独自に開発し、私もインストラクターの資格を取ったものです。本来、PREPは数時間から1日のコースとなっていますが、こちらでも日本語にして内容をご紹介したく連載を始めたところでした。

やばい、もう第2アドベント!(パーソナルブログ)

みなさま、たいへんご無沙汰しております!!

前回ブログから、かれこれ3か月近く経ってしまいました。この間、日本への一時帰国やコロナ闘病など、なんだか月日が過ぎるのが早くて。そしてあっという間にクリスマス準備(大体 第一アドベントの日曜日、つまり先週からぼちぼち始める人が多いです…)の期間となってしまいました。

そんなわけで、とりあえず今日は思いっきりパーソナルブログとして書かせていただきます。今話題のドーハ経由のフライトやコロナについて読んでいただけると幸いです!

 

初めてのカタール(ドーハ)経由で日本へ

日本への帰国はそれまでヘルシンキ経由、しかもJAL便をお手頃価格で見つけることができていたので、いつも最短北回りルートでした。ただ、うちの高齢の母が介護保険のサービスを導入したこともあり(このお話もいずれ詳しくお伝えしたいと思っています。介護保険って、難しいですよね。)定期的に見に行く必要がありました。今年はすでに3月に帰国していることもあり、北ルートはどれも値上がっていて いくら共働きとはいえ、JALなどは手が出ません。うちのノルウェー人の夫も「JALラブ」なのですが。

ノルウェーで中古品を売り買いしたり、不動産を探したりする総合サイトのFinn.noではフライトも探せます。ここでまず、カタール航空の便が北回りルートよりも数千クローネ(数万円)安く出ていることを発見。夫が渋い顔をするのを承知で相談すると、あっさりと「いいよ、乗ってみようよ」との返事。カタール航空、ドーハ空港も含め いろいろなランキングで上位を占めていたりするんですよね。アラブ系の同僚たちにも「カタールいいよ」と言ってもらい、少し安心はしてみたのですが…。

そして実際の道中というと。オスロードーハ間が行きが6.5時間の帰りが7時間。ドーハ―成田間が行きが10.5時間の帰りが12時間。どうしても逆風で帰りは長いフライトとなるので、乗っている時間だけでも今回は最長19時間…。やっぱり、中年には応えました…。(座席ピッチもかなり狭かった&満席状態)そして、例のドーハ空港、いや、もー、すごすぎです。好き嫌いはあるんでしょうが、規模もすごすぎで 真夜中でもお店が全部開いていてキラキラすごい、というか。静かに座って休めるような場所も限られていたし(特に帰り)、なかなかオスロ行の搭乗口が決まらずにずっとゲートに移動もできずにかなり疲れました。とはいえ、移動って疲れるものですからね。これで数万円セーブで来たと思えば、楽勝かもですね。ただ、サービスについて夫はかなり不満で、やっぱりJALが良いと言っていました。そんなわけで、当分カタールは乗らないですね。

 

この歳になると実家には働きに行く…という感覚

若いころは自分で勝手に海外に出てきて、うちの母には私のわがままに付き合わせていました。今はそれが逆転、私が母を助ける番になりました。80になった母は介護サービスが必要となっており、それを調べて申請、介護認定の際の家庭訪問へのリモート参加やケアマネさんとの連絡やモニタリング(月一回の家庭訪問)などなど。私がそれらを一人でやってきたので、責任が伴いますよね。そんなこんなで、日本滞在中もいろいろな打ち合わせやアップデートなど、またそれ以外でも病院やクリニックへの付き添いもありました。毎日のようにアポがあったと思います。

夫はこんなわけで、私と一緒に母の介助という形でいつ日本に来て長期滞在できるよう、一年の滞在許可を取りました。(前回の帰国時に在留資格認定を申請しておいたのです)実際は私が外で用事を済ませている間に掃除とか洗濯をお願いしていました。夫も休暇のほとんどを家事手伝いに費やしたので、疲れたのではないかなと思います。

 

帰国後ほっとしたのもつかの間

ノルウェーに戻る際は、また母を残していくという寂しい思いや、自分の家に帰って普段の生活にもどれるという嬉しさが交錯して複雑な思いになりました。でも、実際帰るとやっぱり忙しいですね。うちでも外回りの冬支度や、夫は冬タイヤへの交換など。そうこうしているうちに11月の中旬を過ぎると、町にもクリスマスのイルミネーションや、ツリーが見られるようになりました。忙しくしていたせいか、どうも体がだるく、調子がいまいちだったように思います。

2週間前の日曜日、教会のクリスマスバザーに行った帰りに義母のうちへ寄り、そこへ来ていた夫の弟の奥さんと長女の子と一緒にケーキを食べ、さあ帰るぞという時、なんだか喉が痛いのです。扁桃腺が弱い私は風邪は必ず喉から引くので「ああまたか」という感じで特に気にもしていなかったのですが…。

月曜日、ウールの下着にスパッツに、背中にはホッカイロも入れて仕事に行ったのですが、朝からずっと尋常ならない寒気が。この日は2軒家庭訪問もありましたが、喉がいたかったので取り合えずマスクも付けていました。夕方やっと帰路についたころ、かなり熱が出ている感じがしました。うちに帰り、熱を測ると久しぶりの38度越え、38.4度。念のために…と思い、家庭用抗原検査で検査すると、まさかのコロナ陽性!(噂には聞いていましたが、あっという間に陽性の線が出るものですね。)やっぱり、この寒気と熱はそうなんだ…と、ちょっと納得しました。

 

コロナ闘病の数日間

それから、約2日間ほど熱が続いたでしょうか。でも、私の場合はやっぱり喉でした。みるみる声が出なくなってきて、熱も下がってきた木曜日ころ、なんと扁桃腺がかなり腫れてきていて、唾をのむと耳まで痛い。これは何とかせねば、と思い 早朝だったのでまずは公の緊急病院(Follo legevakt)へ電話問合せ。(最初は必ず電話で問い合わせるよう、要請されている)電話口で言われた一言は「こっちに連絡しないで、まずはかかりつけ医のところに行ってください」。私のかかりつけ医は発熱外来どころか、コロナ陽性患者はクリニックに入れない主義だと伝えると「それはなんでなんですか?」との返事。そんなこと、患者の私が知るわけないだろー、とちょっと憤慨して「そんなことをあなたとディスカッションするために電話してるんじゃない」と、扁桃腺炎を発症していて、昨日よりひどくなっていると訴えました。ところが、案の定というか「ノルウェーあるある」なのですが「かかりつけ医に診てもらうか、明日まで待ってもっとひどくなっていたらまた明日お電話ください」とのこと。しかも、私が返事を終える前に電話を切られてしまいました。こりゃー、ひどいわ。と、ふとGoogleで評価を見てみると、やっぱり星ひとつ。喉も耳も痛く、辛くはあったのですが そのまま病院を経営しているNordre Follo市にクレーム(メール)投かん。(いまだ返事は来ませんが…。)仕方ないので、頼みの綱のかかりつけ医に電話。受付の方にLegevaktで追い返された旨告げたのですが、やっぱり「こちらでも診ませんよ」とのこと。ただ、このクリニックでは、E-受診といって、Helsenorge.noというサイトからログインして 受診という形で要件をかかりつけ医に送信することができるのです。なんでも、コロナに関する受診は無料とか。そんなわけで、このサイトで受診を登録して、先生があとで電話をくれるというのを待つことにしました。1,2時間後に先生から電話が来て、扁桃炎の旨相談。もちろん、細菌性だったら抗生物質が必要だけど、それを検査するにしても、コロナ陽性患者は入れない主義は変わらないので…。と、いうことで、ウィルス性扁桃炎というのを前提に、炎症を抑える薬を処方してもらいました。つまり、この薬で良くならなかったら、最終的にクリニックを受診して細菌検査をするが、それは最後の手段…らしい。いやあ、私は呼吸困難とか、ひどくならなくて良かったのですがこんな調子で悪くなる前に診てくれる医者が居なかったら、緊急搬送になっても仕方ないシステムだわ…と思いました。これはノルウェーでも日本でも、変わらないのかもしれないですが…。

その後、薬は無事に効いて 今週の月曜日から仕事復帰もできました。が、やっぱり体もだるいし、頭も痛い。無理は禁物ですね。あと、炎症を抑える成分が入ったイブプロフェンもかなり飲んでいたので、その副作用が胃腸に来て おなかも数日間痛かったです。その後、夫もコロナ陽性となり、なかなか二人とも具合が悪くて大変でもありましたが、おかげさまで 彼も快方へと向かっています。

 

今日はブログをお休みしていた期間の出来事などを、ざっと書いてみました。日本へ行った10月からこれまで、本当に早かったです。クリスマスもあまりに突然に来た感があって、ちょっと気後れしておりますが。ワールドカップも、サッカーはあまり興味がない私たちではありますが、ドーハに経由したというので、やっぱり気になりますね。先日の対スペイン戦も見れましたし、(こちらの時間で)明日はいよいよクロアチア戦かー。おそらく、仕事から帰ってうちに着いたら前半は終わっていそうです。

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!みなさまもどうかお体にきをつけてー。