ハンブルネスのひとりごと

ノルウェー在住のシステムズ・カウンセラーのブログです

2022年を振り返る…

今年10月の里帰りからの一枚。(夫と母)

みなさまこんにちは。こちら、ノルウェーは今日が「第二クリスマスの日」と、まだクリスマスは続いております。明日から新年までの数日は「Romjul ロムユール」と呼ばれる期間に入ります。日本はクリスマス寒波の到来で、寒い中停電してしまっていたり、交通網が麻痺したりで その地域の方々は大変な思いをされているなあ、とニュースで見ておりました。西洋ではクリスマスが日本のお正月のように家族でひっそりと過ごす習わしですが、日本はこれから帰省ラッシュですので 少しでも不都合なく移動できるよう、願っています。

さて、今回は今年最後のブログとなります。世の中ではいろいろあった年でしたが、私のこちらでの生活の一年を振り返ってみたいと思います。

 

冬のDIYリフォームとウクライナ侵攻後の一時帰国

中古で10年ほど前に購入した 私たちの住まいですが、どうも中の施工も中途半端が多く、その一つが天井の塗装でした。年が明けて落ち着いたころ、思い切って2階の居間の天井のペンキ塗りを試みました。丁度北京オリンピックが開催され、ノルウェーチームを観戦しながらの作業でした。今思えば、コロナ禍は続いているとはいえ、平和な感じでしたよね。*1

作業中の2階居間

2021年暮れのオミクロン変異株の蔓延で 泣く泣くお正月の一時帰国を断念した夫と私ですが、3月に再トライを決心。ノルウェー国籍の夫は短期滞在ビザを取り直す必要がありました。特別な計らいで、こちらもすんなり再発行していただき、念願の日本行きを達成。ロシア上空を迂回しながらの15時間フライトも初めての体験でした。*2

ヘルシンキを出たところ。普段は緑のルートに沿って飛行するのですが、今回はノルウェー上空に戻り、北極圏の西側をぐるりと迂回するルートでした。

 

春から夏のエクステリアDIY

さて、日本から帰ると早速今年予定していた大きなエクステリアのDIYプロジェクトの開始です。それは南側のウッドデッキと玄関前のデッキ二つを作り直す、というもの。

もともとここはどうも湿地帯のような土地で、水はけも悪く、粘土質の土が埋め尽くしているような状態でした。この家を建てた人たちも 水はけの悪さは重々承知していたのですが、排水処理をすることもなく それをカモフラージュするかのように、家の周り二面を大きなウッドデッキで囲んでいました。私たちが家を購入して数年後に外の排水工事を行ったのですが、その際ウッドデッキを一部撤去し、その下の地面の状態に愕然となりました。ウッドデッキの木材や施工だってかなりいい加減。夫と私はその時すでにゆくゆくお金を貯めてすべてのウッドデッキを初めから作り直す決意をしたのでした…。

 

まずは南側のデッキから解体。もともと何故か2メートルくらいしか奥行きのなかったウッドデッキ。ガーデンファニチャーなどを置くと歩くスペースもありませんでしたが、それを広げ、デザインも自分たちで。(素人なんで、途中まずかったと発見することも多々でしたが…)1メートルほど奥行きを広げました。それからなかなか大変だったのが デッキのビスうち。木材が歪んでいたり、湿り気が多かったりして すんなりいかず、大変でした。オーニング(日よけのシート)もボロボロで、当初は屋根付きのパルゴラに変える予定だったのですが、外壁の塗装作業を考慮してオーニングを維持することに。シートだけ通販で買えることがわかり、色も明るい色に交換。だいぶお金が節約できました。

ウッドデッキ、ビフォア&アフター (顔出しOKと言ってくれた夫です…)

新しいガーデンファニチャーは、ノルウェーのメルカリ(と、いうかもろもろ総合検索サイト)のFinn.noで購入。

このデッキが完成したのが、6月中旬くらいだったでしょうか。これが終わるとお次は玄関前のエントランスデッキ。道路から見て裏側にあたる場所にエントランスがありますが、「裏庭」のような感じでご近所さんから目隠しになっているので、私たちがよく使う場所です。形も四角形だけだし、手すりもないので かなりスムーズに完成しました。

左から:もともとのデッキの残骸。施工中。施工後。

そうですね、施工前の状態(もともとあったデッキを取り払い、玄関前だけ残しておいた部分)は数年続いていたので デッキが完成したのが、ちょっと夢のようというか。「あー、やっとまともなエントランスになった!」という感じでしょうかね。ここまで来るのにかなり時間はかかったのですが…。素人がやったにしては、満足です。

 

秋の一時帰国からクリスマスまで

さて、ちまたが夏のバカンスへ行っている間、私たちは仕事の毎日でした。それもそう、10月にまた一時帰国の予定を立ててあったのです。*3

どうしてカタール経由で南廻りになったから前回のブログでお伝えしたのですが、やっぱり体には応えました。

上:オスロードーハ間のフライトマップ。下:ドーハ空港。なんと電車がターミナル内に走っていました。

丁度一か月前くらいにコロナにり患しましたが、夫も私も大事に至ることなく、なんとか治癒しました。(ただ、夫は今でも咳が続いています。)ノルウェーでは今、コロナ疑いがあっても、市などで無料で配っている簡易抗原検査を使用して自分で感染チェックするようになっています。つまり、PCR検査はもう受けさせてもらえない状態です。以前は公のPCR会場での検査結果が以前ご紹介した医療ポータルサイトの「Helsenorge.no」に登録されていました。そしてり患して治癒した方は「治癒証明」を出していただき、それがワクチン一回分に相当するような感じではあったのですが、もうこれも無くなってしまったわけです。

夫も私もこれまで数十回してきたこの簡易検査。この時の陽性が出るスピードはかなり速かったので、市で配っているだけあって検査はかなり正確なのかな、と思いました。

12月は本当にあっという間でしたね。普段あまり外へ出歩かない私たち夫婦ですが、久しぶりにクリスマスコンサートに出かけました。Solveig Leithaug (ソールヴァイ ライトハウグ)さんという、カントリー調のシンガーソングライターです。クリスチャンのミュージックシーンで若いころから活躍している方で、夫と私が共通して好きなアーティストです。普段はアメリカに住んでいらっしゃるのですが、アドベントの時期にコンサートをするために帰国されていることが多いかもしれません。

www.solveigmusic.com

今年のクリスマスイブは私たち二人だけでした。夫の家族はあまりルーティンに気を取られない感じで、毎年 義母や夫の弟たちもそれぞれの事情に合わせてクリスマスを祝っています。

明日からのロムユールは市の職員などの就労時間は時短となり、朝8時から午後2時までとなります。今年は28日から2泊3日で利用者さん旅行を計画することになり、私も付き添いとしてロンドンに行ってきます。さて、ちゃんとみんな空港まで来れるのか?私も朝4時半のエアポートバスに乗らなければなりません。

 

ブログ上では、せっかく修得したからと*4、「ノルウェーPREP」というカップル・コミュニケーションコースのプログラムから数回に渡り内容をご紹介しました。こちらはまだまだシェアすることが多いので、追々また取り上げていきたいと思います。

今年もへなちょこブログにお付き合いくださり、本当にありがとうございました。2023も皆さまにとって素敵な年となり、また世界に平和が訪れるよう、お祈りしています。どうぞ、引き続きご自愛くださいませ。

GODT NYTT ÅR! マイユニ

*1:

冬のリフォーム再開・オミクロン蔓延と規制緩和 - 2022年・第5週 - ハンブルネスのひとりごと

*2:

夫と一緒にノルウェーから一時帰国 準備・出国編 - ハンブルネスのひとりごと

*3:

やばい、もう第2アドベント!(パーソナルブログ) - ハンブルネスのひとりごと

*4:PREPはアメリカから来たプログラムですが、ノルウェーではModum Badという精神医療機関ノルウェー向けに独自に開発し、私もインストラクターの資格を取ったものです。本来、PREPは数時間から1日のコースとなっていますが、こちらでも日本語にして内容をご紹介したく連載を始めたところでした。