ハンブルネスのひとりごと

ノルウェー在住のシステムズ・カウンセラーのブログです

2023年を振り返って ノルウェーでの生活・仕事・学び


みなさまこんばんは。今年もとうとうこの週を残すところ。2023年はみなさまにとってどんな年だったでしょうか?ノルウェーに居ると、NATO加盟国(総長がノルウェー元首相のストルテンバルグさんだったり)であることから、ウクライナのニュースは毎日ありますし、また90年代に停戦交渉をオスロでやったことからイスラエルパレスチナ紛争についても意見が飛び交っています。こんな中、私たちは、というと2022年とさほど変わらず、大きな病気もせずに生活してこれました。でも、今が大丈夫だからと言って、ずっとそうではないことは実家の母を見ていても、世の中の動きを見ていてもつくづく感じます。一日・一日を感謝しながら過ごさねば…と、自分に言い聞かせつつ…。
さて、今日は今年私たちの生活にあった出来事を画像を交えながらまとめて行きたいと思います。とても個人的ですが、お付き合いいただければ嬉しいです。

 

2月:一回目の一時帰国

冬の間はうちの中のリフォームなどを行うことが多いのですが、今年は一回目の一時帰国を2月に予定しており、年が明けるとあっという間に2月になったという感じでした。
一時帰国も、前回帰国時に母の状態があまり良くなかったことから 少し早めの約4か月後にした、というわけです。
以前のブログ、「高齢の母を日本に残して(後編)」*1でもお伝えしたのですが、帰ってみたら状態がびっくりするほど良くなっていたので、一安心でした。一泊で房総半島までレンタカーでドライブ旅行に行ったり、私たち夫婦と友人の3人で草津温泉に行ったりと、家族サービスや自分たちが楽しめることもできたかなー。(画像アップデート上限の関係で、この時の写真はアップできないのが残念!)

 

春~夏:庭メンテと10年に一度の外壁ペンキ塗り

さて、日本での一時帰国もあっという間に終わり、今年は外壁ペンキ塗りが待っていました。*2 

庭メンテの方は、地面の霜が完全に溶けた後にまず芝生メンテから。とにかくうちは水はけの悪い土壌なため、最近は芝を耕す機械をかけ、苔などを除去し肥料をまく作業を毎春やっています。左はじの写真は、敷地内北側にある小高くなった場所。陽が一番長く当たる場所なので、ここを整備して念願のミニ温室を建ててみました。(季節は冬ですが、こちらが温室でーす。)


6万円ほどの格安温室で、壁や屋根の部分が強化プラスチックなので、果たして何シーズン持つのやら…と、ちょっと疑問。とにかく雪が少しでも積もると雪下ろし作業をしています。ちなみに、温室の先のオレンジ色の地面マーカー(日本語でなんて言うのかわからず…。)のある場所はゆくゆく低めのゲートを建てたいと思っています。このままだと、あまりにも「工事現場」ぽくって。(ちなみに、写真を撮っている側も数メートル植え込みの間に隙間があり、近所のこどもたちの通り道になっておりました。それもねー。地面マーカーがあると、入ってくる人もほとんどいません。)

ペンキ塗りの方は、5月から7月末までの約2か月半。天気が毎週末良く、気温も高かったのでペンキが良く乾くという意味ではラッキーでしたが、熱中症のような症状で私は思いっきり夏バテしました。日本の様に熱中症グッズが気軽に手に入ればいいんですけど…。暑さは昔から得意ではないし、やっぱり更年期ですかね。

 

8月:南ドイツでヨーロッパ・キリスト者の集いに参加
左:集い会場となった宿泊施設。Booking.comにもあります。右:ドイツのドラッグストア、RossmannとスーパーLidlで買い出しして来ました。

「ヨーロッパ・キリスト者の集い」というのが、ヨーロッパで約40年ほど続いています。文字通り、ヨーロッパに居る日本人(または日本語を話す、日本に関係している)信仰者が一年に一回集まるという いわゆる「修養会」と呼ばれるものです。実はヨーロッパにはあちこちに日本人教会やJCFと呼ばれるグループが点在しています。(ちなみに、私はオスロの小さなグループの世話役を担っています。)オフィシャルサイトはこちらです。

ヨーロッパ・キリスト者の集い - ヨーロッパ・キリスト者の集いのオフィシャルサイト!

以前のブログでもお伝えしたのですが、私が洗礼を受けてクリスチャンになってからもこの集いで知り合った同世代の方々からたくさんの刺激をもらい、ノルウェーで仕事をして生活してみるという選択肢が与えられたのでした。
ちなみに、東ノルウェーから安い食料品を買い出し…というと、普通は国境を越えたすぐ先にあるスウェーデンの店へ出かけますが、ノルウェークローネ安のため、最近は元が取れるかどうかわからなくなってきました。ドイツはスウェーデンよりも食料品が安く買えるところ。そんなわけで、集いの自由時間を利用して、買い出しに行ってきました。買ったものは主にRossmannの自社製品のお茶の数々。以前はひとパック1ユーロ以下だったのですが、さすがに少し値上がっていましたね。それから、はちみつやデカフェなど。

 

9月:2回目の一時帰国

昨年は航空券をセーブしようと、初の中東経由便で日本へ移動したものの、今年は中東系の会社もかなり値上がっていました。夫も、帰路はやっぱりヨーロッパまで来て乗り換えの方が安心だと言っていて、それなら…と、ヨーロッパで乗り換えできる各航空会社を見てみたところ 思いのほかLufthansaANAが買いやすい値段というのが判明。2月の帰国からこの経路で日本を往復しています。
ANAはまあまあ良いのですが、JALに比べると梅酒のサービスがないのが残念。それに何と言ってもエコノミーの配列が3‐3‐3ということで、二人で旅行する私たちにはちょっと不便ですかね。(JALでは2‐4‐2でしたが…。今はしばらく乗っていないので、わかりません。)まあ、でも値段と移動時間などを考えると、羽田に乗り入れてる会社はやっぱり楽ですしね。贅沢は言っちゃいけない感じですね。

左2枚:有馬温泉の温泉街にねね様像。右から2枚目:宿泊先のポートピアホテル。右:四国に初上陸!で、鳴門大橋。

私だけなら良いですが、ノルウェー人の夫も巻き込んでの一時帰国。もちろん、毎回3週間も仕事を空けても大丈夫な労働環境はとても恵まれていると思うのですが、年のすべての休暇を母の介助に使っているので、今回も家族サービスで関西の方へ小旅行に行きました。目的地は四国の鳴門だったのですが、宿泊施設のお値段と移動のしやすさを考え、宿泊は神戸に決定。有馬温泉にもアクセスがよく、日帰り温泉に行ってきました。神戸は私は数回行っていますが、夫は初めてだったので なかなか楽しめたと思います。関西までも、本当は新幹線に乗りたかったものの、安さにつられ航空便で。(帰りは超揺れて冷や汗だったのですが…。)ホテルも空港の近くだったので、これ以外の選択はなかったかな。夫は念願の神戸ビーフにありつけて満足そうでした。
一時帰国では、母の病院やクリニックの付き添いに数軒、それ以外は数年前より夫が通っているカイロプラクティックへ。私も隣町にある顎関節症を見てくださる歯科医院にて、就寝時のスプリント作成や歯周ポケット検診など。なかなか忙しい休暇となりました。

吉祥寺で初めて食べた「フルッフィパンケーキ」。うちでも実は作ってみたけど、見事にペッちゃんこになりました。本当に時間が経ってもふわふわで、面白かったです!

 

2023年 健康と仕事

今年も大きな病気はせずに済んだのですが、小さな不調はいろいろありました。胃腸の調子が悪く、胃カメラも飲みました。実は今現在、右足の甲が腫れて痛みもあるので、医者に紹介状をもらおうか考え中です。ただ、ノルウェー「あるある」で、検査を待っている間に症状が改善したりするので、意味があるのかないのか。
仕事の方は、今年は本業が中心でした。職場では、「労働環境オンブズマン」制度があり、私はその役目を去年秋から引き継いだわけですが、今年に入りやっと始動してきた感じです。オンブズマンに使う時間は就労時間でカバーできますが、2日間のコースのほか、オンラインコースもノルマとしてあるので、仕事の合間を縫ってやっております。この制度や役割についても また後日書いてみたいと思います。
その他、力を入れているオープン・ダイアローグはコース終了前(3月)までにミーティングが果たしてできるのか…。なかなか先は見えませんが、前向きに頑張ります。
プライベートの方では、先月、チャット相談員のボランティアを辞めましたし、できたらこのブログやホームページにも来年からもっと力を入れていきたいと思っています。

 

今日はこの一年を振り返ってみました。アップデートがなかなできず、シリーズ記事も次の見通しがつかず、このブログにお付き合いくださっている方ひとりひとりに、感謝しております。

どちら様も、健康が守られ、良い新年が迎えられますようお祈りいたします!

今年はイブの前の日に墓地にろうそくを灯しました。