
ノルウェーxイングランドの準々決勝戦。普段はサッカーを全く見ない私たち夫婦も一昨日夜はさすがに観戦しました。もちろん、うちの居間から。良く見ると、お隣さんのうちもTVがついていて同じく観戦の模様…。オスロの街には約8万人もの人がパブリックビューイング会場に集まり、歴史を塗り替える「奇跡」が起こるのを待ちわびていたようです…が。みなさんもご存じの通り、イングランドに2対1で敗退。日本のサムライブルーの様に毎回出場するようになったら、ノルウェーチームが世界を相手に本当に戦えるようになってきた証拠なのかな~、と思います。
そんなこんなで、今日のブログはワールドカップ熱で盛り上がったノルウェー人たちや、先月あったオスロの「日本祭り」(Japansk festival 2026)などに触れていきたいと思います。
ワールドカップが国民的祭典に…
さて、前回ブログでもお伝えしていたノルウェー人たちのワールドカップ熱。何でも前回の参加は28年も前の1998年だったという。そういえば、その時は私もすでにノルウェーに住んでいました。が、夏はもっぱらバイトにいそしんでいたのでサッカーには目もくれず。それでも、(今では伝説となっている)ブラジルチームに勝った夜だけは 覚えています。オスロのメインストリート、Karl Johan(カールヨハン)がものすごい人であふれかえって、みんなが超熱狂的になっていた…という。
そんなわけで、28年ぶり…ということ自体も「歴史的」でかなり大きなウェイトを占めていたようなのですが、グループステージを突破というのは実は初めてだった…というのをあとで聞きました。
実は決勝トーナメントまで行くとは誰も思っていなかったというのが正直なところ。パブリックビューイングも当初は有料の会場ばかりでしたが、先のブラジル戦の直前に急遽オスロ市でも無料の会場を市庁舎前にもうける、など。職員も休暇を返上しての対応だったようです。(先の事まで考えない・準備不足って言うのは、なんともノルウェーらしい…)
バイキング・ロウ、も今では有名になっていますが、この「儀式」も実はここ3・4週間前くらいからメディアに登場した感じです。国会が夏休みに入る直前にも、議員たちがこれをやって、賛否両論になりました。おとといのイングランド戦では、オスロのみならず主な都市で、このバイキング・ロウをしに大勢の人が集まり、メディアではノルウェー人もそうじゃない人もみんなが一体感を味わった…と伝えていましたが…。ただヒジャブ(イスラム教徒の女子が髪を隠すためにかぶる被り物)姿の子たちがバイキング・ロウを後ろから撮影した動画がSNSで拡散した際には、誹謗中傷がひどかったのも、つい最近の話。このワールドカップ熱が人々の距離を縮めてくれるかどうかは、これからわかると思いますし、もしも何かが変わってくれるなら、ポジティヴだなあと個人的には思います。やっぱり、まだまだ日常的な差別ってありますから。
ハーランド選手は実は「ホーランド」だった件
日本の友人から教えてもらったのですが、「ハーランド」選手は日本でもかなり人気が出ている…とか。某漫画のキャラに似ている…とか、エルメスのバッグのコレクターだとかでいろんな話題がありますよね。今回のワールドカップでも、すごい活躍ぶりで、ノルウェーチームにとってなくてはならない存在になっているようです。
私たち、サッカーファンではない普通の人にとっては彼はスポーツニュースでちらりと見るくらいの存在でしたが、こうしていろいろなところでエピソードなどを読むと、なんとなく見かけによらずナイスガイだったのね…と、再発見しました。
ところで、彼の苗字はノルウェー語表記ではHAALANDなんですが、この「AA」は古い書き方(または、デンマーク支配下時代からある書き方)で、今の表記は「Å」。よく人に説明する際には「Aの上にマルがあるやつ」と言っています。実はこのアルファベットは読み方はあいうえおの「お」と同じ読み方なんです。つまり、「ハーランド」と日本ではすっかり定着してしまっているようなのですが、正しくは「ホーランド」と発音します。まあ、本人は何もコメントしていないようなので、どっちでもいいと言えばいいのかも知れませんが。この他、ノルウェー人選手ってやっぱり名前の発音が難しい人多いですよね。日本語では「あいうえお」の5つに比べて4つ多い母音。特に難しいのがなかでも Æ-Ø-Y-U-O。ここで、突然ですが私がノルウェー語を習った時の発音の「裏テク」をご紹介します。
Æ:「あ」 と「え」の中間の音。「え」と発音する口をつくり、「あ」と発音する。
Ø:「え」と「お」の中間の音。「お」の口をつくり、「え」と発音する。(ノルウェーチームでは、キャプテンのウーデゴール(Ødegaard) 選手のØの音ですね。
Y:「う」の様に口をとがらせ、「い」と発音する。英語では子音ですが、ノルウェー語では母音です。
U:日本語の「う」よりももっと口をとがらせて発音。
O:日本語の「お」よりももっと口を小さくすぼめて発音。
残りの4つの母音: A、I、E、Å は、それぞれ普通に「あ」「い」「え」「お」で通じると思います。
国を挙げてのウェルカムホームイベント
実はこのブログを書いている今、二つのテレビ局の生中継でナショナルチームのチャーター機がオスロの空港に着陸する模様や、タラップから選手が降りてくる映像が流れています。これから、バスでオスロに直行し、国王・皇太子と王宮で会い、その後王宮公園でファンたちと一緒にバイキング・ロウをするというウェルカムイベントの予定になっています。(おそらく皇太子とその子供たちも加わるはず…)画像をみていると、なんだかすごい人・人・人。5月にあった憲法記念日よりすごい人かもです。小・中・高の子たちも夏休みに入っているので、たくさんのキッズが街頭インタビューされています。
Japansk festival ・空前の日本ブームの中で開催された「日本祭り」
さて、ここからは1か月ほど前に開催されたイベント、日本祭りのレポートです。こちらのイベントには「フリマ出店」という形で参加させていただきました。結論から申しますと、すごい人と反響でした。私は「文化ブース」の一部として、盆栽、陶器、あみぐるみなどを自作・販売している方々と一緒に、メイン会場からは少し離れた小さな建物で出店していたのです。途中で数人の友人が応援に来てくれた時に聞いたのは、「入口の前にも長蛇の列だよ」ということ。そう、多くの方が列を作ってまでこのブースたちを見てくれていたのでした。まあ、私はほとんどが自分で持っていたいわゆる「セコハン」だったので、欲しい人も限られていたのですが。それにしても…。人から頂いて、自分では全く着ない着物などもシミがあったりしてフリマアプリよりも値段を下げて販売したのですが、みなさん「安い、安い」と言って試着もせずに買われた方もかなりいらっしゃいました。いくら安い、といっても日本円では5千円前後。うーん、おそろべし日本ブーム。それとも、それだけ潤っている方がいっぱい居るのか?良くわかりません。自分自身では、買われた方々があとで「失敗した」とか「損した」と、思わずにそこそこ満足していただける値段設定にしていたつもりですが…。
ちなみに、最初こそ「ぱら、ぱら」とお客さんが来ていて余裕を感じていたものの、来場者が列をなしてきたころには 商品の説明やサイズの確認などで、まったく時間もなく。とうとう、メイン会場のイベント(写真ポスター参照)は一切見れませんでした。ま、そりゃ―そうかも…ですね。このイベントも開催のたびに来場者数の更新をするので、「次回はもっと大きな会場でやってくれ」との声もあったようです。(9000人ご来場)
後日、うちの職場の隣の事業所の所長が話しかけてきて、「日本祭りで見たよ」と言うのです。なんでも、彼はご家族そろって日本好きで、これまで何度も休暇には日本に行っていたとか。よく見かける人だけに、ちょっとびっくりしました。その他、私自身のバックグランドが日本だとバレると、かなりの方が「日本に一回行ってみたい」と言ってくれます。これって、私がノルウェーに来た90年代とか、20年前にはまったく聞かなかった話。当時は日本や、韓国・中国はかなりごっちゃになっている感じでしたもんね。そういえば、韓国についてもK-popを初め、化粧品などもかなり流行っています。


と、いうことで 今日はサッカー熱がまだ冷めやらないノルウェー、首都オスロの近郊に住む私が感じたことなどを書いてみました。ちなみに、前回お伝えした皇太子妃は、あの後10日くらいで手術の順番が来て、無事に肺移植手術を受けられました。ますますの快復をお祈りします。今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!


















