こんにちは。久しぶりのブログ更新です。
この間、また4月末から3週間ほど、「介護一時帰国」でした。(私が勝手にこう呼んでいる、親の介護のための一時帰国)夫と私は定期的に日本に一時帰国しておりますが、これまではラッキーなことに実家に滞在できていました。昨年弟が実家に戻り、母と同居してくれることになり、今回は初めて短期契約型賃貸、いわゆるウィークリー&マンスリーマンションを借りてみました。
今日は準備の段階から実際の住み心地や業者さんの対応など、感想としてまとめてみました。
ことのあらまし
母の件はこちらでも以前お話したことがありますね。弟が実家に帰ってきて同居してくれることになったのも、母への心配から…、ということで私たち夫婦もホッとしていたところ。ただ、実家はマンションということもあり、自分たちの滞在先を確保するという新しいニーズが出てきました。母の自宅から歩きで通える距離には民泊はほとんどなく、代わって複数の業者さんがマンスリー(ウィークリー)マンションを経営しています。今回、そのうちの一軒をお借りしたのですが、ホテルとかなり契約形態が異なるため、目からうろこのことがたくさんありました。
マンスリー・ウィークリーマンション探し方
検索ワードで「マンスリーマンション、ウィークリーマンション、(地名)」を入れるとまずヒットするのが 「ウィークリーマンションドットコム」ではないでしょうか。ここでは複数の業者さんの物件が見られ、どんな業者さんが居るか、名前をチェックするのに良いと思います。
ここで一番わかりにくい、と思ったのは料金システム。ウィークリーだと週単位での契約ですが、契約日数にプラスして 一回の契約につきかかる「清掃費」や、ガス・電気・水道代としての「公益費」が必ず上乗せされます。ホテルとは違い、寝具やグラス・コップ類がないところがほとんどですので、それもレンタルオプションや別費用として上乗せされる業者さんもあり。二人で住む場合の「二人目追加料金」があるところも。実際に見積もりをしていただくまでは合計金額がわからない状態です。で、個人的に数ある業者さんの中でもシステムがわかりやすかった、「ユニオン・マンスリー」さんを選びました。
【公式】 - ユニオンマンスリー - Union Monthly
こちらは関東にかなりの物件を運営されている業者さんなので、関東地方で物件を探される方にはお勧めです。
借りたい物件の問い合わせをしてみるが…
日本行きの航空券を手配した時点で、立地が好都合だった物件について問い合わせを入れてみました。でも、それは希望入居日の数か月前だったので 「現在は案内できない」との回答。なんでも、1か月ー1カ月半前から契約可能になるそう。実は私もぼーっとしていて気が付かなかったのですが、ホテルとは違い、業者さんも空きができないように、契約が切れた物件から案内しているんです。なので、物件を見る際には「契約可能日」が最大のポイントとなります。*1
そんなわけで、最初に立地条件や広さなどで良いと思ったマンションでも、実際に時期が合って契約できるかどうかは別問題…。この辺はホテルの方が断然楽ですよね。
実際に借りた物件
業者さんからは1カ月半前、と言われたものの、やっぱりできるだけ早く確保したい!というのが心情。2カ月まえくらいに、丁度日本到着日から契約できる物件を見つけ、無事に契約させてもらえました。新規利用者のキャンペーンで、1か月まるまるお借りして約12万円ちょっとくらい。でも、支払いは契約完了後の一週間以内で、クレジットカードが使えなかったので、銀行振り込みがちょっと手間がかかると思いました。しかも、ホテルと違い、一度契約するとキャンセルは基本的にできません。万が一キャンセルとなった場合は、こちらの業者さんは最高9万円の契約取消料がかかります。急な病気などで渡航がダメになった場合はちょっと高くつきますよね。
さて、お部屋ですが、駅からは徒歩10分ほどで実家にも20分以内で行け、大きさも20平米で夫と二人でも大丈夫な大きさ。トイレとバスが別だったのが嬉しかったです。寝具は賃貸料に込みだったので、タオルなどはうちから持参。お皿やカトラリーは実家から借りてしのぎました。実際、調理用IHはあったのですが、うちから鍋やフライパンまで借りてくるのはちょっと面倒だったので、レンジでチンできるものやお湯で作れるものを主に食べていました。と、言ってもそこでする食事はほとんど朝食のみで、昼はコンビニで、夜は実家で母と一緒に作って食べるか・外食でした。
この物件の満足な部分はお伝えしましたが、次は困った部分。
実は、ものすごく隣の音が響くうちでした。築30年くらいの物件だったので、仕方ないといえばそうですが。それから、建物全体がこういった業者さんから賃貸している方ばかりで、隣の方がどんな方かもわかりません。母のマンションの様に近所の方がどういった方かわかる場所とそうでない場所の違いが歴然でした。と、いうのも夜中12時過ぎから3時ころまで騒いだり、家飲みしていたり。私たちはひそひそ声で話していたのに、笑い声やら叫び声(?)など、数日続いたり。近くの交番のお巡りさんが巡回に来ていたらしく(やっぱりここは怪しいと目を付けられていたのか…は、不明)その際、交番の方に騒音の件も相談したところ、「うるさかったら110番してください」とアドバイスを受けました。実際、2回ほど110番したのですが、警察の方にかなりすぐ来ていただけ、ノルウェー人の夫もびっくり。これはこちらではありえないサービスです…。ちなみに業者さんにもクレームを出しましたが、両隣の方々は他社さんのお客さんとのことで、他社には伝えていただきましたが、直接対処してはもらえませんでした。
ウィークリーマンションのプラス・マイナス
ウィークリーマンションって果たして良いのか悪いのか。私たちが経験のある連泊型ビジネスホテルと比べてみますと…。
ウィークリーマンション 長所:
- (最近のホテルの高騰で)一日当たりの滞在費が安い(今回の物件は4100/日)ただし、契約期間は長くないと逆に割高
- 安いホテルに比べて広い(今回は21平米くらい)
- 家電(冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・HI調理器)が揃っている
- ちょっとした料理もできるので食費が浮く
- 地域に住んでいる感がいい(夫いわく)
ウィークリーマンション 短所:
- 料金設定が不明瞭で難しい (申し込み時)
- 希望の物件を契約できるかわからない
- 料金が(一か月分)全額前払い
- キャンセルは基本不可
- 騒音被害などの際、対処が遅い(または直接対処してもらえない)
- ゴミ出しなどは自治体のホームページで自分で調べる
- カップ・タオルは何もないので自分で用意する必要がある
- 契約期間中に旅行に出ると、ダブルで宿泊費を払うのでもったいない
こう見ると、ウィークリーマンションの一番の利点は値段にあるかも知れません。今、実家の地域でもビジネスホテルが素泊まりで一泊8000円くらいしてしまうので、もしももう少し安いホテル(一泊5000円台とか?…ないか。)があるとしたら、こっちの方が魅力的だなあ、と感じました。
さて、今日は今回の一時帰国で初めて使ってみた短期契約型のマンションの感想をまとめてみました。これからも介護帰国が続くので、またこういった物件に滞在する機会も多々あると思います。
ブログが少しでもお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
*1:ちなみに、契約可能日でも実際は今居住している方が延長する場合もあるので、その日から契約できる保証はないようです。