ハンブルネスのひとりごと

ノルウェー在住のシステムズ・カウンセラーのブログです

夫と一緒にノルウェーから一時帰国 入国・隔離編

みなさまこんにちは。今回は前回の続きで、いよいよノルウェー国籍の夫との検疫・入国手続のところから綴ってみたいと思います。

 

夕方午後5時・羽田空港到着

15時間のフライトを経て、やっと羽田に着陸。以前もそうでしたが、機内で10‐15分ほど待たねばなりませんでした。私たちの乗るはずだった2日前の便の欠航で、この便は振り替え便だったのですが、ラッキーにもプレ・エコへアップグレード。プレ・エコ部分も少しだけ空席がありましたが、およそ8割がたは埋まっていました。すると通路を挟んだ隣の3席並んだ空席に年配の男性が移動してきました。その方は「鼻出しマスク」で咳をかなりされていて、一つ通路を挟んだ私たちもちょっと冷や汗もの。確か、前後左右の2列に空港検疫での陽性者がいた場合は7日間の自主隔離になってしまうからです。

 

やっと搭乗機から出たところで、最初はファストトラックのQRコードを見せるところから始まりました。たしか、質問票を登録したところでQRコードスクリーンショットで取っておくように画面で指示もあったかと思います…が、これがこの時に使うものとは知らず、夫も私も空港のWifiにアクセスしたのですが、ネットがなかなかつながらず焦りました。降機してきたお客さん100人以上が一気にその狭い空間でごった返して ちょっとカオスになっていました。スマホなどにイマイチ弱い夫などはそこでもたもた…。(ですので、スクショしたQRコードはここで使うものと皆様にはお伝えします…)それから必要だったのはファストトラック画面のワクチンの日付が書いてある場所。ここもスクショするよう、その場で言われたのですが…。(My SOSを入れられるようにスマホを買い替えていた夫…。ここでもスクショがすぐにできず、あたふた。皆さんはそんなことはないと思いますが…。)QRコードについては、この最初の入り口以外にも数回見せるように言われます。なんだって、何回も見せなければいけないのかは理解に苦しみますが…・

次に検査用の容器を渡されて唾液採取のポストに来ます。親切にも唾液量を確認してくださる職員さんが居たので、助かりました。それからスマホのアプリ確認のポストでMy SOS・位置情報をチェックされました。ノルウェーはかなり前に「強制隔離指定国」から除外されていて、ワクチン証明がある私たちは下のチャート(厚労省のHPより)の「待機なし」が適応されると伝えられましたが、My SOSと位置情報はオンにしていなければなりません。

私自身の感覚では去年の8月、ファストトラックがなかったころに比べると、やはりとても楽でスピーディになった感じです。事前に審査していただけるのも良いと思いました。

 

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さて、いよいよ最後、空港での検査の結果待ちは大きな待合室の様なところで画面で番号が表示されるという仕組みになっていました。数百人くらいの、かなりたくさんの方が居たと思います。ここには自動販売機で飲み物やスナック類が売られており、お手洗いも行けました。30分ほど待ったでしょうか。自分たちの番号が表示され、いよいよ受付に並び、結果をいただきます。ここでも、マジで祈りました。だって、万が一どちらか、又は二人とも陽性だったら困っていましたもんね。幸いなことに、二人とも陰性。私は自分のことに夢中で見ていませんでしたが、夫は同じ列の先の方に陽性だった方が居て、違う場所に案内されていたのを見たと言っていました…。(陽性が出たら空港からは自分で出られない仕組みです。)

そして陰性を示すピンク色の紙をもらい、入国審査へと進みます。今回、外国人留学生や夫の様な配偶者短期ビザの方も増えていたせいか、この列もかなり長かったです。ここでも30分は待ったでしょうか。ここに並ぶ間に夫情報で、例の「鼻出しマスクおじさん」も陰性で空港から足早に出ていったと聞きました。とりあえず、ホッ。この列に私たちの前の列に座っていたご家族も居て、前と右(私たちは左はじの最後部だったので)の方々は陰性だったことがわかり、とりあえず濃厚接触者になる可能性は低いと見たのでした。

入国審査ではパスポートのビザを見せ、戸籍謄本を見せたらあとは問題なく通過できました。夫はチェックイン時の件もあり、ここではかなり緊張していたようですが、本当にすんなり行きました。戸籍謄本も、実はビザ申請時の必要書類なのでこれを前提にビザをもらっているのですが、大使館で伝えていただいた通り提示が必要でしたね。

 

バスに乗れる幸せ

全ての検疫・入国審査を終わり、荷物を受け取ったのが夜7時半。着陸から2時間半かかったというわけです。平日の夜とあり、満員電車も辛いので今回はエアポートバスで実家のある町に向かいます。いやあ、前回と違い すぐにバスに乗れたのは嬉しかったです。これがハイヤーなら費用もかさみますし(片道2万円くらい)空港でどのくらい時間がかかるかわからない中で、またストレス要素でしたね。

実家の母は私たちにすぐに来てもいいと言ってくれたのですが、他の家族がこれには反対なこともあり…。私たちも万が一にそなえ、政府の待機期間中(到着日の翌日から3日間)は同じ町にある長期滞在型ホテルを利用しました。

ホテルに着いてからMy SOS画面の位置情報を送信。次の日には(隔離は実際免除なものの)隔離期間終了日が画面に現れました。結果的には濃厚接触者になったとの知らせもなく、「待機免除」イコール 位置情報確認、健康状態確認、またAIによるビデオ通話など、去年隔離期間にあったすべての通信は今回は全くありませんでした。隔離終了日が経過した次の日、下のメッセージが表示されました。ここでMy SOSのお役目も終了です。

 

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さて、今回の隔離期間は前回とは雲泥の差となりました。去年12月にオミクロン株のせいで一時帰国が延期になった私たちでしたが、今思えば延期になって良かったなあと。12月の時点ではまだ14日間の自主隔離期間(そしてノルウェーはオミクロン蔓延国として強制隔離期間も6日間あった!)もばっちりありましたもんね。そんなわけで、今回の滞在は着いた次の日から普通に動けるとても自由なものとなりました。

海外におられてご家族で一時帰国を計画されている方々も、もちろん陰性証明などはかなりストレスだとは思いますが、一度入国したら実際の隔離期間はかなりコロナ以前に近くなっていますので 是非トライされてみてください。今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。