ハンブルネスのひとりごと

ノルウェー在住のシステムズ・カウンセラーのブログです

顎関節症アップデート & 今年2回目の介護帰国を終えて…

今年も早くも残すところあと2週間…。いつもブログの事を気にしつつ、月日はどんどん経ちますね。みなさま、お変わりありませんか?
タイトルにもありますが、ここ数か月のメインイベントは今年2回目の介護帰国でした。今日はこのトピックと、帰国時に行ってきた顎関節症関連の治療院について書いてみたいと思います。最後までお読みいただければ嬉しいです!

 

今年2回目の介護帰国


このブログを初めてお読みいただいている方のために、少しこれまでのことを書きますね。私は約30年ほど北欧のノルウェーという国で暮らしている50代女性なのですが、自分が歳を取るとともに日本で暮らしている母親もやはり高齢になり、だんたんとヘルプが必要になってきていました。病名は書きませんが、高齢者に特有の進行型の病です。コロナでしばらく日本に行けなかったのですが、ビデオ電話で話していても何かかおかしいと感じるようになり、2021年に帰国を決行。でも、やっぱり他の家族からは嫌がられました。ただ、この時に決行して良かったことにトイレの水漏れ問題の解決や、母の介護保険の申請などがあります。兄弟との仲はさておき、やっぱり決行して良かったと今でも思います。3年経った現在はケアマネさんはじめ支援の方々がチームとなって母の支援にあたってくれているので、かなり安定している状態です。その中で、弟がアメリカから本帰国して母と同居してくれたり、また安心材料も増えてきました。
なぜ私(と夫)が年に2回も介護帰国するかと申しますと、まだ私が支援関係の「キーパーソン」としての役割を担っていたり、病院などの検査の付き添いにいつも行っていた関係、また兄弟でヘルプを分担するという意味でこの形態をとっています…。が、うちはコミュニケーションが得意ではない家庭なので、話し合ってからそうしているのではなく、自然とこうなっていったという感じです。兄弟で話し合いができる方は、それがもちろんベストです。

今回の介護帰国も三か所の専門病院での定期健診やケアマネさん主催の代表者会議に母と一緒に出席。あとは、主治医と今後のフォローアップの相談など。(ちなみにノルウェーでは代表者会議には主治医も出席する場合が多いです。この場合、移動のための時間削減のために、主治医のところで大体行われます。)やはり母の年齢と共に、エクストラに検査があったり…。今回は眼科で引っ掛かりました。手術が必要ということで、日程も私たちがまた介護帰国する半年後に予約していただき、なんとか必要な検査などは終了しました。が、手術の前にも兄弟に付き添いを頼まなければならず、そちらが滞りなく行くように祈っています。

顎関節特化型整体院と頸椎の治療院

さて、母の介助の傍ら 自分たちのメンテにも行くことができました。私の顎の問題は2020年に始まり、今年8月のブログではこれまでの顎関節の異変のいきさつや、検査の経緯などをまとめていました。

顎関節症(TMD)アップデート 2024年 - ハンブルネスのひとりごと

この時にご連絡いただいた読者の方とそれからも様々な情報交換をさせていただき、新しい治療院に今回2か所行ってきました。(大・大・感謝!)
最初は理学療法士の先生で、矯正歯科などにも非常勤でお勤めの先生です。こちらは今年開いたという日本国内でも珍しい顎関節特化の専門医院。昔論文で読んだイスラエルの先生のチームにも理学療法士が居たなあ…と思いながら、本当にお試しの受診でした。先生は歯科領域にも精通していいらっしゃるので、説明を聞いて学ぶことが多かったです。その中のお話でちょっと救われたのは、咀嚼筋が顎関節自体を動かすことがあるということや、知覚過敏でも咀嚼筋が固くなってしまうというお話。顎の異変は右下奥歯の治療後のこれまでに体験したことがないくらいの知覚過敏の後に起こったので、まんざら当たってなくもなかったんだ…と、思った次第。ただ、当時にタイムスリップでもしない限り、原因はまったくわからないのです。施術の後は、自分でするセルフマッサージとセルフトレーニングを教えていただき、オンラインで問診できるならまた診ていただきたいと思っています。今現在、オープンバイトの方(の見た目)は変化がないものの、咀嚼筋が本当に楽になっています。

そしてもう一つの治療院は、第一頸椎を専門的に治療するという先生。こちらはネット検索で見つけたのですが、難治性患者さんの治療院ということで、かなりベテランの先生でしたし、患者さんもたくさんいらっしゃっていました。先の先生が「顎関節・筋肉」の専門の先生なら、こちらは「第一頸椎・骨」専門の先生ということで、アプローチやセオリーはそれぞれ違うのでしょうが、私としては矯正以外の方法で治るなら、治りたい!という思いです。ここ2年ほど通っているスプリント・レーザー治療の歯科医の先生もそうですが、不可逆的治療(元に戻らない治療)に入るのはまだ早いのかも知れない。第一頸椎の先生も、時間はかかるけど治りますよ、とおっしゃってくださいましたが、もちろん100%ではなく…。矯正治療も、もし治らなかった場合に入ればよいとおっしゃっていました。先生からはセルフストレッチの動画をいただき、簡単なストレッチをしています。
日本で受ける治療に関しては、やはり頻繁に通えないというネックがありますが…。ゼロよりは良いと思って頑張ります。

 

来年はどうするか…

11月末にこちらに戻ったのですが、今回は時差ボケも長引きました。そして夏とは反対の暗い毎日。まあ、もともとわかっていたことですが、メンタル的にもしんどいなーと感じています。いつも介護帰国は自分の持越しの休暇にオーバーワーク分(残業代がないので、超過時間を時間で返してもらう仕組み)を足し、それに福祉休暇(うちは有給でもらえます)を2,3日使ってなんとかやっていますが、帰国中は毎日忙しいので こちらに帰ると どっと疲れが出てくる感じです。それは、慣れない外国に私に着いてきてくれている夫もそうなんだと思います。夫も大台に乗るし…。やっぱり自分たちの体力・気力にも限界を感じ始めてきたところ。来年はとりあえず母の眼科手術のヘルプがあるので一度は帰国しますが…。半年ごとにできるかどうか、自信ないです。自分が行かなくても、母も慣れてきているヘルパーさんに自己負担で付き添いをお願いするという手段もあり。みなさんはどんな方法で親御さんのヘルプをされているのでしょうか?来年はもしかすると、この病気を抱えたご家族を持つ支援団体と連絡を取ってみようかな…と、思い始めています。

 

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このブログを持ちまして、クリスマスと新年のご挨拶もさせていただきます!今年もこの超・へなちょこブログにお付き合いいただき ありがとうございました!(このブログはあくまでも私が日本語を忘れないように、と、振り返り記録のために書いています。)
どなたさまもお元気に良いお年をお迎えください。
マイユニ

 

昨日出してきたうちのクリスマスツリー。もう購入してから5年以上は経ちます。飾りつけ担当は夫。