ハンブルネスのひとりごと

ノルウェー在住のシステムズ・カウンセラーのブログです

ノルウェーからウクライナ侵攻を見る ー 世界中を巻き込む非常事態でメンタルを守る大切さ

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか?前回ブログを書いた約一か月ほど前は コロナはあるとはいえ、何と平々凡々とした日々だったのでしょうか… 一か月前と言えばまだ北京オリンピックの最中で、ノルウェー勢が大活躍して盛り上がっていました。私たち夫婦もうちの2階のペンキ塗りをしつつ、週末の午前中は競技を見ながらテレビの前で朝ごはんを食べたり。なんと平和だったことでしょうか… 

今日、本来ならまた「プレップ」の続きを書こうと思っていたのですが、2月23日以来 あまりにもさまざまなことが起こり、やはり日常から書くことに変更しました。今のこの心境・状況を記録しておきたい…という気持ちからです。

 

ウクライナ侵攻後のノルウェー

ノルウェーは北の地方でロシアと国境を接していますが、この地域にお住まいの方々が脅威を感じ始めているということと、反戦デモなどのニュース以外では 特に身の回りの変化は感じていません。ロシア人の友人が二人ほどいるので、友人たちに「元気出してね」的なメッセージは送りました。一人の友人は、私への返事の中で、自国の知り合いや家族とはこの話はできないと語っていました。これは日本のメディアなどでも伝えられている通り、Putinを指示する層が多数いるということでしょう。

ウクライナ侵攻が始まって以来、こちらのメディアでも毎日トップニュースで報じられています。丁度NATOのリーダーが元ノルウェー首相のJens Stoltenberg (イェンス・ストルテンバルグ)なのも関係しているでしょうか。いずれにしても、ロシアは隣の国なので関心の高さは理解できます。

先週あたりからウクライナからの難民を受け入れ始めたというニュースも入ってきました。国営放送のNRKがチャリティーコンサートを流したのも先週です。もともと非営利団体の活動が活発なノルウェーですが、町のあちらこちらでも団体が募金を呼び掛けるポスターを見ます。今晩のニュースではノルウェーは最大2万2千人を受け入れる体制があるそうです。

私の職場でももしかしたら難民受け入れに関わるかもしれない、とも最近お達しがありました。今の職場につく前に、オスロ市が運営していた難民収容所で働いていたこともあり、おおよそ難民となるとどんなプロセスを踏むかはわかります。外国人管理局によると、ウクライナの方々は集団的保護が適応になるため、難民申請したらそのまま許可となるようです。許可が降りると各自治体の受け入れ態勢が整えられるまで待機ですが、ここ数年は難民申請数が減少だったことで 割とキャパシティーは大丈夫なのかな、という印象です。それにしても、幸せに暮らしてきた国を離れ、新しい環境で新しい言葉を覚えて…と、難民の方々にとってはものすごく大変なプロセスになりそうです。

 

個人的に影響されたこと

ウクライナは元ソ連、イコール「東側の国」というイメージもありますが、近年は民主化も進んで人々が何不自由なく暮らしている国でした。言ってみたら、私や家族と何ら変わらない人々です。そんな方々の国があんなに破壊されているのは これまでのどんな紛争よりもとても身近に感じられ、かなりショックでした。私たち夫婦ももしこんなことがここで起きたらどうするか…どこに避難するか、なども話し合いました。もしも、NATOがロシアに反撃を始めたら、あっという間に第3次世界大戦となってしまいますし(ノルウェーは加盟国)、先述の通り、ロシアはすぐお隣。自分たちでも「こんな話をすること自体がまだ信じられない」と思うくらい、非常事態モードなのです。

もう一つはロシア航空海域を飛ばないことから来る各航空会社便への影響。年末の一時帰国を断念し、今月末に再度トライしようとしていた私たちですが、いつ日本に行けるのか今のところ未定となっています。(もし、運よく日本に行けた暁には、ご報告しますね…。)

そんなこんなで、最近注目しているのは「どうやってメンタルを守るか」ということ。「ウクライナの方々がこんな悲惨な目に合われているのに、自分も彼らの身になってあげないと…」という気持ちで日本・ノルウェーのニュースなどをかなり見ていたのですが、ちょっと今ペース・ダウンしなければというのに気が付きました。私には今日の生活もあり、仕事もしなければなりません。悲惨なニュースばかり見ていては、悲観的になってしまいますよね。今日のチーム・リーダーとの会話でも、彼が「もうこんな世の中になって、長生きしたくないな… これから何が起こるかわからないよ。」と言っていたのを思い出しています。そう、人間は楽しい事・希望が持てることがないと 元気が出ない、やっていけない…。普段はこんなことは当たり前かもしれませんが、こんな非常事態の時には 特に自分に言い聞かせないと…と感じています。そして、個人的なことですが、(キリスト教の)信仰があって祈れることがとても感謝なことです。

 

「コロナの次は戦争か…」と言われる方々も多くいます。全くその通りですよね。一日でも早くこのパンデミック、この戦争が収束を向かえますよう お祈りします。