ハンブルネスのひとりごと

ノルウェー在住のシステミックカウンセラーのブログです

ノルウェーから一時帰国  コロナ第5波下の首都圏

こんにちは。みなさまお変わりありませんか?久しぶりにブログを更新します。私の長い日本での休暇もあと数日を残すのみとなりました。8月24日に隔離期間が終了した後、さまざまな用事もしましたが 首都圏でも緊急事態宣言が出ていることから、できるだけ「ステイホーム」で実家におりました。

首都圏のコロナ状況はここ2週間あまり 新規感染者の減少が続いていますが、重症者の数値はそれほど減ってきておらず、ニュースでも首都圏は緊急事態の延長が言われています。今日のブログでは私が感じたノルウェーとの違いなど 少しご紹介したいと思います。

 

電車内では座席のソーシャルディスタンスがない

一時帰国の目的の一つは、ノルウェーでにっちもさっちも行っていなかった 顎関節症の再検査や診断がありました。東京都内には顎関節外来がある病院が複数あり、診察のため都内に3度ほど行ってきました。予約もラッシュ時を避け、割と空いている時間の移動だったのですが…。

まず、ちょっとびっくりだったのが私鉄・JR共に座席のソーシャルディスタンスが取られていないこと。これは、通勤・通学人口が多いので仕方ないのかもしれませんが ノルウェーで去年見られたような座席の「バッテン印」(座れませんの意味)は全くなく、皆さん普通に詰めて座られていました。もしかしたら、ディスタンスが取れないことや これが「普通化」しているせいもあるのでしょうね。しかし、ディスタンスが取れない…というのは政府による「リモートワークのお願いベース」にも原因があるのでしょう。公務員が多いノルウェーでは、市の事業所などは強制的にでもリモートに変更できるという利点があります。*1

 

駅構内でも…

空いている電車に乗って、座らずに距離をとることで ソーシャルディスタンスは確保していましたが、ホームでもやはり人が多く 混雑していました。私は時間をたっぷり取っていたので、人の流れが通り過ぎるのを待って移動も可能でしたが、やはりお仕事などで利用されている方々にはそれはいつも難しいだろう…と、思ったものです。それから、通常ならホームから上るエスカレーターなども「前の方に続いて」だったのですが、コロナ禍では「前の方と間隔をあけて」というアナウンスになっていました。ところが、見ているとやはりそうはなっていないのです。これも、「慣れ」というか、これが普通だからなのでしょうね。私などはたいがい最低でも1メートルは離れて移動していましたが、そうするとエスカレーターの列がおのずと長くなってしまう。この辺も後ろの方などはヤキモキされていたかもしれませんね。

 

PCR検査も簡単に受けられない

これは市町村により異なるかもしれませんが、実家のある市ではコロナ対応電話が24時間開いています。そこでコロナの疑いがあった場合どうすればいいかを聞けるのですが、まず近くのクリニックに連絡を取り、そこで予約を取って 検査するかしないかは医師の判断になるというのです。のどが痛かったので念のために聞いてみたのですが、平熱だと発熱外来となっているため、おそらくPCRは受けさせてもらえないと言われました。名前を教えてもらったクリニックのホームページを見ると、完全予約制とのこと。これで本当に高熱があってコロナ疑いがある方々は空いているクリニックがあるまで延々と電話をかけ続けなければいけないのでしょうね。はっきり言って、大変です。ノルウェーでの私の自治体ではPCRを自分の判断で予約することができ、それもウェブ予約です。7月にのど風邪が長引いたときも、次の日の午前中には予約でき、あとは行くだけでした。(結果は陰性でした)実はこの自治体でも一年ほど前まではやはり市の相談電話に電話をして 症状からPCRを受けられるかどうか 判断されたのですが、コロナの蔓延にともない このような簡単にPCRが受けられるシステムが構築されたようです。日本ではPCR検査が足りないと随分以前から言われていましたが、自分の判断や希望で簡単に受けられないのも一つあるのではないでしょうか。それはもしかすると文化的な背景もあるのかもしれません。ノルウェーは割と「各自の判断」が重視されている背景があると思います。

 

本当に緊急事態だという雰囲気ではない

1年7か月ぶりの里帰りで、本来なら友人や知人、親戚などにも会いたかったのですが、緊急事態宣言もあり すべてこういった会合はキャンセルしました。メディアで言われているように 世の中の空気的には全く緊張感がなく、私のその決断にも反応はいろいろでした。「せっかく来たのに、そこまでしなくても」というニュアンスもあったかと思います。緊張感がない、というのも個人のせいではなく、はやり国のコロナ政策のせいではないかと思うところが強いです。オスロオスロ近郊でも この春にはスーパー・薬局などを除くすべてのお店・飲食店・娯楽施設が数週間 閉じていました。ロックダウンではなく、外出禁止令も出なかったので、実はそれほど厳しい政策ではなかったものの、町がいつもと違うのを目の当たりにすることが、人々に緊張感を与えるのでないかな、と日本の状況を見て思った次第です。

 

まとめ

私は政治にはそれほどアクティブではない方ですが、今回 日本の第5波では自宅療養中にお亡くなりになる方、または緊急搬送しても入院先が見つからない方など、信じられない事態になっていることで 日本のコロナ政策に大きな疑問を持った一人です。

今はワクチン接種が進んできたので、これから秋ー冬にかけて事態は良くなると期待はしているのですが…。お願いベースでうまく収束させると高をくくっていた政府の考えがあるとしたら、大きな誤解だったのではないでしょうか。

これから感染が下火になることで、海外にお住まいの方々の里帰りもしやすくなることも期待できます。うちも、高齢で持病がある母のところに里帰りというのも どうしたものか、なかなか難しい判断だったのですが、やはり二つの選択肢の中でよりダメージが少ない方で選択するしかなかったと思います。今回は病院の付き添いや トイレ交換など、必要なことができたので、来てよかったと思っています。

引き続きみなさまもご自愛くださいませ。今日もお読みくださり、ありがとうございました!

 

 

*1:去年、まだラップトップが支給されていないころもスマホだけで私たちはリモートワークになっていました。もちろん、ラップトップがないので仕事だって十分にできたわけではなかったのですが、それは問題視されませんでした。とにかく、通勤するな、というオスロ市からのお達しでした。