ハンブルネスのひとりごと

ノルウェー在住のシステミックカウンセラーのブログです

システミック… システマティック? 

こんばんは。今日は 良く聞かれる質問の「システミック」について、ちょっと書いてみます。うん、システミックとはなんだ? 私も聞いた当初は、システマティック?と思ったりしたのです。

 

カウンセラー、と言ってもいろいろな種類や内容がありますね。持たれている資格も様々だと思います。私は、実は本業の方の職業名はカウンセラーではなく、ノル語でSosialkonsulent (今、翻訳機能を使うと、英語でSocial Consultantと出てきました。)なのですが、業務内容は心の悩みから、家賃が払えない悩みまで お伺いしますのでやっぱり、カウンセラーなのかな、と思う次第です。

 

その、(心理)カウンセリングの中では サイコ・アナリシスが一番良く知られているかもしれません。フロイト、ですよね。私も20年前に卒業したソーシャル・ワーカーの学校では一番初めにフロイト習いました。近年では、NLP神経言語プログラミング)、認知療法(Cognitive Therapy)、マインドフルネス…などなど。いろいろな理論や実践によって、今たくさんの療法があります。

さて、本題のシステミック。システミックの理念は1950・60年代に考え出されたシステムセオリーがもとになっています。例えば、A(事柄)が要因になって B(影響)になる、といった直線的な考え方ではなくて、AとBがお互いにぐるぐる作用されあっている、という サークル型の思考です。これを家族関係に置き換えてみると、お母さん、お父さん、子供たちがみんなお互いに作用しあっていて、お母さんが怒りっぽいのはお父さんがうちにいないから、だけではないのです。簡単に言うと、問題が起こるのはだれか一人のせいではなく、そして問題の原因を追究するよりも 解決策を見つける方に力を入れています。

そして、システミックの世界は奥が深い…。システミック・アプローチと呼ばれている主なもので7種類あります。

私が特に面白いな、と思ったのは、日本で「ナラティヴ」で研究・実践されている ナラティヴ・セラピーです。ここでは、問題を抱える子(大人もありです)から 問題を一回その子から分離させて、その子と一緒に「問題くんはどんな風か一緒に見ようね」というアプローチなのです。そう、特にいろいろな症状に悩むお子さんにとって、問題が自分のせい、とか、自分が変だから、と思わずに済む…だけでも とっても救いになりますよね。

ちなみに私が取ったコースでは心理療法士(心理学をみっちり6年くらい勉強されてきた方)、看護師さん、牧師さん、また私のようなソーシャルワーカー上がりの者までいろいろなバックグランドのプロたちが集まっていました。

 

システミック…ちゃんと説明できたかどうか、はちょっと疑問ですが…。

実はノルウェー(で私の知る限りでは)システミックアプローチを学びたい、という人は多いのですが、なかなか職場の現状でこの資格をもっていて、重宝されるかといえば そうでもない。または、あまり転職の有利にはなってないかもしれないのが現状です。それは、まだまだこのアプローチを使いたい、という上の人たちが多くないからかもしれません。ここでも、日本でも もっとシステミックカウンセラーが増えてくれるのを期待しています!