ハンブルネスのひとりごと

ノルウェー在住のシステミックカウンセラーのブログです

コロナ禍二度目のポースケ(イースター)

みなさまこんばんは。思えば前回ブログより1か月も経ってしまいました。この間、いろいろありました。そして、来週はイースター。(ノルウェー語では「ポースケ」っていいますが、ちょっとかわいい名前です。)今日は仕事と普段の生活のなかから、これまでの1か月のこと、今のこと、これから…などを綴っていきたいと思います。

 

街・職場では…

1月末から、実はオスロ市内と近郊の地域では「セミ・ロックダウン」とも呼べるような厳しいコロナ政策が続いています。外出禁止令はないものの、食料品店・薬局などを除くお店関係が閉まっています。はじめはショッピングセンター内の店が対象で、商店街などはまだ開いていたのですが、2月に入り制作強化です。私が住む郊外ではショッピングセンターは2月に一度開店が許可されましたが、案の定オスロ方面からと思われるお客さんでかなり人が増え、変異株の感染者増加に伴い 再び店が閉まりました。

ちなみに、ノルウェーではワインなどのアルコール度が高い飲料は専売特許をもつ、Vinmonopolという公のお店でしか購入できません。こちらもオスロでは1月に一度閉鎖となりましたが、あまりに郊外で長蛇の列になり「密」状態になったため、スーパー同様開店が許可となりました。店内は人数制限があり、セキュリティーのスタッフが入り口でコントロールする状態。お酒好きの方々は、行列を作ってお買い物です。(列にあまり並ばないノルウェー人にしてみたら、いち列に並んで…ってかなり新しいことかな、と思います。)

職場では、この8日からソーシャルワーク学部に通う大学生が実習に来ていて、私がスーパーバイザー役を引き受けなければなりませんでした。以前にも違う職場で実習生の担当をしましたが、今回はコロナ禍。なかなか大変です。職場ポリシーは、最低50パーセントはテレワーク…、といってもリモートでサポートできる内容には限りがあり、やはり家庭訪問・ミーティングが必要です。要するに「職場には来るな」とは言われていますが、実際は家から出なければ仕事はできません。3月に入ってから、3人新規の利用者を引き受けたので、新しい利用者の子たちに実習のオーガナイズと、なかなか忙しい日々でした。実習生のお世話は、5月末ころまで続きます。

そして、やはり政府の方でこのイースター休暇直前の新しいコロナ政策発表です。なんと、ノルウェー全国のバーやレストランでのアルコール提供が禁止となりました。去年にちょっと触れた、セカンドハウスのヒッテへ行くのは今回は禁止ではありませんが、食料もすべて自分の住んでいる地域で仕入れ、現地ではスーパーや外食を利用しないように要請されています。

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コロナ政策に対する抗議の落書き…や、他の抗議など。
プライベートでは…

さて、前回ブログではうちのリフォームのトピックでしたが、今のところ約9割がた終わりました!(終わったところで写真アップも検討しています。見たい方がいれば…)

写真であげた洗面所の天井。あの後、実は購入したペンキの色が間違っていた(店が間違った色を調合していた)というのが判明。その時は天井を半分近く塗った後…かなりショック。ちょうどホームセンターなどもうちの地域では開いていた頃なので、行って新しいペンキに取り換えてはもらえたのですが、その過程でカスタマーサービスとひと悶着。「色コードを確認しないお客さんにも責任がありますよ」とか言われてしまい、抗議のクレームをメールにて出したところ、5000円分の商品券をお詫びでもらえるという…。いいんだか、悪いんだか、でもクレーム出してよかった…というようなハプニングもあり。

そして、例の変形しちゃった私の顎なのですが、検査で行ったクリニックに3月に入ってから問い合わせたところ、専門医の先生が他の先生にコーンビームCTの解析を依頼をしていた…、そうで、その解析の回答待ちの状態でした。そうこうしていた先週、あちらから連絡があり、イースター明けの来月8日に予約を入れてもらえました。なんだか、とっても気が重いです。また同じことを言われて、他の歯科専門医に回されるんだろうな…、とか 「やっぱり原因はわかりませんでした」とか言われそう…とか。コロナさえなければ、とっとと日本に行ってどこかの大学病院で診てもらっているところでしょうが。やはり、日本とノルウェーの自宅待機期間、合わせて24日間を考えると そう簡単には行けませんねー(ためいき)。どっちみち母がワクチン受けられるまでは行けないと思っていたので、もうあと数か月待てば行ける状態にはなりますが…。

ちなみに、こちらオスロの大学病院の口腔外科でも再度、「こちらでは治療は施していないので」という返事。おかしいな、と思ったのは実際に会った先生が言っていた治療ができない理由(軽症で手術が要らない人にする治療のバジェットがない)と、部長さんが書いてきた手紙での理由(うちには矯正の専門歯科医が居ない)に、かなり開きがあったこと。しかも医療機関がクレームを受け入れらない場合は上訴機関へ転送するのが決まりですが、それが無視されていたので、その上訴機関のStatsforvalter というところに自分で直にクレームを出した…というのが今の状況です。ただ、この機関が病院の「治療できません」という結果を覆すよう宣告するのも考えにくいな、と思うのですが。とりあえず、どんな返事が来るか待ってみることにしています。

それから、12月末に日本のとあるNPO団体のチャットでできるカウンセリングのボランティアにも応募していて、そちらでの面接や研修も終了し、3月初めより活動開始。なんでもボランティアをしているのを公にはできないそうなので、ここからのトピックはあまり紹介できないのが残念ですが…そういうポリシーらしいので、仕方ない。ただ、日本に住んでいる方々のために何かこちらからできないかな…と思っていたので、どんな風に発展していくか、ちょっと楽しみです。ボランティアやらブログを書いている私を横目に、いろいろ退屈させている夫に改めて感謝したいところ…。(まあ、結婚前はもっとボランティアとかにアクティヴでしたけどね…。)

 

さて、イースター。本当はノルウェー第2の都市、ベルゲンへ夫と初めて一緒に旅行する予定も立てていました。が、これだけコロナ変異株が広がってきているので、やっぱり政府の要請どおり、おとなしくうちに居ることにしました。予定としては、うちのリフォームを終わらせたあと、夫のコテージの清掃やお片付けなど。毎年落ち葉を掃いて集めたりも春先の仕事です。私のノルウェー人の友人が言っていましたが、「小さな毎日の幸せを見つけるトレーニングができたら、コロナ禍もしんどくないよ。」とのこと。この友人は、慢性疲労症候群という稀な病を10年ほど患っており、以前からあまり外に出られない生活を強いられていました。そうだよね、この友人にならって、小さな幸せ、小さな感謝、見つけられるように自分自身もちょっとリフォームしますかあ…。

 

みなさまも引き続きご自愛ください。では、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

うちのリフォーム IN ノルウェー

こんばんは!2月もあと1週間を残すところとなりました。みなさま、お変わりありませんか? 私の方は良くも悪くも変化なしです…。例の額関節症のアップデートは最後の方に綴りたいと思っています。

ノルウェー首都圏は先週末まで約1か月ほどマイナス2桁の気温が続いていましたが、月曜から一気に10度以上温暖になりました。と、ともにかなりの降雪。うちにこもりがちな今日この頃、そして温暖になり体もちょっと動きやすくなったところで、思い切ってずーっと気になっていたうちの部分をリフォームすることにしました。

 

2008年築の中古物件でも…

まず、すこしだけマイホームの紹介です。もともと夫はオスロから真南に位置するNesodden(ネーソーデン)という(半島)出身で、独身時代はこの半島にあるコテージでひっそりと住んでいました。私と結婚後、さて住まいをどうするか、と言うとき、二人のそれぞれの希望を取り入れて真ん中くらいで折り合いをつけたのが 今住んでいるVinterbro(ヴィンテルブロー)という陸側にある郊外。ここはもともとコテージが点々と立ち並ぶ地域でしたが、市が住宅地として許可したため、オスロ中心部から20分ほどの距離ともあって 今では新しい一軒家がかなりの数立ち並ぶようになりました。

2011年暮れに購入したのは、2008年築の中古住宅。新しめの家なのですが、実はこのころに建てられた多くの住宅が東欧からの出稼ぎの方々*1が施工したものが多く、家のあちらこちらに欠陥が多いのです。これまでも、寝室の窓の周りの部分に断熱材が全く入っていなかったり(北国ですから、これがないと隙間風が入り放題で寒いです。)などの欠陥を自分たちで改善してきました。

今回始めたのは、階段の壁・天井のペンキ塗り、2階のお風呂場の天井のペンキ塗りです。階段の壁ですが、壁紙にヒビが入っていたり、ぶよぶよ浮いている部分がありました。良ーく見ると、角の壁紙のぶよぶよの原因は壁板が1センチほど短く、キチンと角と角が閉じていない状態です。ここに1センチに切った木材を入れ、角を完璧にふさぎます。また 天井というのは、木材パネルには木の節専用の下地ペンキを塗るのが通常ですが 2階の天井全体的にこのペンキが塗られておらず、節が見える状態です。特にお風呂場はあちこちから樹液が染み出てきてしまっています。(下の写真で見てくださいね。)

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木のパネルの天井。節々が見えています。
 ノルウェー人はリフォーム大好き

ご存じな方も居るかと思いますが、ノルウェー人はリフォーム大好き。もともと賃貸ではなく、持ち家を持っている人の割合も高く、持ち家は貯金よりも財テクの対象となっているかもしれません。銀行なども多くの人が持ち家を持てるような制度になっていますし、(高い)税金も家のローンの利息部分が税金控除対象となるなど、持っていることが有利となります。ほとんどの人が小さなフラットから始めて より価値の高い物件に買い替えをしていく感じです。物件の値段も、もちろん「要リフォーム」だとリフォーム済み物件よりもお得ですから、おのずと自分でリフォームするということも 多くの人にとって興味の対象になるのかもしれません。

 うちの夫は兄弟ばかり4人の男系家族出身で、お父さんもハンディ・マンでした。それで、子どものころから物を直したり、作ったりはお父さん仕込みといっても過言ではありません。このうちではリフォームも自分でやるのが当たり前となっており、おのずと工具系もベーシックなもの*2は自分で持っています。

ところが、いくら自力リフォームが普通なことといっても、手が器用ではないとか、まったく経験がない人も もちろんいます。とはいえ、今私たちがやっているような壁や天井のペンキ塗りは「初心者コース」なので、ほとんどの人が自分でやっています。ちなみに、慣れた夫は別にして リフォーム歴が短い私ですが、今回初めて壁補修のパテ塗りに挑戦しています。はじめはケーキのナッペみたいかも、と思ってたかをくくっていましたが…。やっぱり難しー。(ナッペも、もちろん難しいけど)

 

自力リフォームがもたらす離婚の危機?

さて、リフォームをしているとどうしても 疲れたり・イライラしたりで夫婦喧嘩も勃発しやすくなります。なんだかノルウェーっぽいなあ、と思うTV番組で「Sinnasnekker`n」(怒る大工さん)*3というのがあります。

www.borettslagogsameie.no

この番組では自力リフォームを始めたはいいが、次第にやる気がなくなったりしてすべてがストップしてしまった家族(カップル)のところに 怒る大工さんのオットーが自ら率いるチームと一緒に助っ人に入る…という趣旨のもの。ただ、オットーさん、まずなぜストップしてしまったかをカップルとの会話の中で見つけ出し、まるでカップルセラピストさながらにコミュニケーションの問題もバンバン指摘。カップルに共同作業を指示して、これからも仲良く(?)リフォームや家族生活が続けられるように指導。次に指示した作業を終わらせた段階で、二人をリゾートホテルへ一泊招待。この間、チームが一気にリフォームを仕上げ、ハッピーエンド…というストーリーです。

カップルの問題が学べるなと思い、かなりの回数見ていたのですが、びっくりしたのが 深刻な危機に陥ってしまうカップルの多さ。番組に出てきたカップルの方々には家を全改装、というのも珍しくなく。夫婦共働きで仕事の後とか週末をずっとリフォームにあてる長丁場もメンタルに辛いだろうなあ…と、容易に想像できます。リフォームって、お金、時間、体力とあらゆる分野でハードだったりするので、余裕と計画性をもってやらないとダメですねー。

 

額関節症・ミニアップデート

さて、ここからは私の顎関節症に関するアップデートです。スウェーデン人の歯科専門医、H先生よりナイトガード(マウスピース)を付けずに寝るように指示されてから1か月経ちました。かみ合わせは全く変化なし。おそらく寝ている間にも噛みしめたり、カクカク顎を動かしているのでしょう、咀嚼筋の痛みは前よりもひどくなったような気もしています。と、同時にTCHのセルフ・トレーニングも続行中。ところが、頼みの綱(?)だった顎関節症専門の理学療法士の先生が、なんと先週腕を骨折。クリニックからは、「1,2か月は休職でしょうねー」と言われました。

そうだよなあ、周りにも骨折したり捻挫したりしてる人いるから…。と、納得したものの、ちょっと困ります。先生が休職の間、他のクリニックにも行こうかとも検討中…。さて、どうなることになりますか。

 

と、いうことで自力リフォームについて書いてみました。今回のうちのリフォームはペンキ塗りが主ですが、天井は首や肩にかなり負担がかかる作業ですね。春までの目標は階段とお風呂場のみ。先ほども触れましたが、2階の天井全体的に塗りなおしが必要なのですが、こちらはおそらく次の冬のプロジェクトになりそうです。というのも地面の霜が解けたころには庭仕事が再開します。こちらもゆくゆくブログでご紹介したいと思っています。

では、今回もお読みくださり、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

*1:東欧の方々に全くネガティヴな感情はないのですが、事実としてあえて書かせていただきました。この方々が悪いわけではなく、雇い主の建設会社などが指導監督や最終点検などを怠っていたため、とみています。

*2:私の得意分野ではないので、詳しくは省略です。

*3:写真付きリンクを探したため、番組リンクではなく、違うところのものを使用しています。ご了承ください。

1985年・A-ha・14歳のわたし

こんばんは。マイユニです。こちらではマイナス二けたの気温が朝晩と続いていますが、体調管理に気合入れてます!

さて、以前のブログでどうしてノルウェーを選んだか、の理由について 80年代にヒットしたポップバンド、A-ha(アーハ)*1の名前を出したかと思います。今イギリスで大人気の歌番組「The Masked Singer」*2 に出ていたモートンさんを昨日見て、「ああ、全然変わらない。昔本当に大好きだったんだよなあああ…」と、十代の当時の数々の想いがこみあげてくるようでした。

www.youtube.com

そんなわけで、今日は超個人的な振り返りテーマ、私とA-ha (モートン・ハルケットさん)について綴ってみたいと思ってます。

 

いじめに摂食障害の中学校2年生

A-haとの出会いを語る前に、どうしてもお伝えしたいのがこのころの私のシチュエーション。どんな経路で長年のファンになったのでしょうか。

1985年。某公立中学校に通っていた私ですが、4月のクラス替えのすぐあとに男子二人組からいじめにあうようになったのです。彼らは私の顔を見るなり、「きもちわりい」の連発。ところが、これが残念なことに他の男子にも一気に広がってしまい、クラスの男子ほとんど全員から「きもちわりい」「こっち見るな」「こっち来んな」の精神的いじめがエスカレートしていきました。女の友人たちからは「気にしなくていい」と、慰められたのですが、誰もアクションを起こすほどの勇気はなかったのでしょう。毎日は私の一人きりの戦い… それもそう、いじめの内容が私の容姿なのですから。それから自分のなかで、「容姿を変えてみよう」という結論に至ってしまったようです。

すこしぽっちゃりしていた私。ここから猛ダイエットが始まりました。ただ、中学生が思いつくダイエットなんて本当に単純で、カロリー抑え、食べないダイエットでした。体重も減っていき、「スマートになったね」とか「やせたね」と言われるのが快感で、どんどん食べなくなり、どんどん痩せていきました。ただ、もちろんこんなダイエットが体に良いわけもなく、夏ころには生理がなくなったり、動悸がしたり、気が付くと失神していたりしました。さすがに母や学校の先生も心配はしだしたのですが、「食べなきゃダメだよ」と言われるのみ。大人たちの誰も「何かあったの?」とか「どうしてダイエットしてるの?」などと親身になって話を聞くという姿勢ではありませんでした。

そして、いじめの方はと言うと…。一向に変化なく続いていました。ただ、男子の中には私の異変を察してか、「やせても意味ないのにな…」と、つぶやく子も居たのです。(この時はただ、心ない言葉と思い傷ついていたのですが、実は言ってもらって良かったの一言でした。)秋になり、食べないことの限界点に達したのでしょう。ある日を境に今度は食べるのが辞められません。同じ摂食障害で自分で吐いて、痩せている状態をキープする方もいる中、幸いなことに、私は吐く行為はしませんでした。もししていたら、拒食症と過食症の無限のループに陥っていたことでしょう。様々な体の諸症状から、「自分の体を痛めつけていたなあ」と14歳にして悟ったからかもしれません。本当に、痩せてもぜんぜん意味なかったな、と思いました。体はこれまで足りなかった栄養素を必死で取り込むように、どんどん体重も増え、ダイエット前の体重をはるかに超えていきました。

 

ベストヒット・USAでA-haを「発見」

兄が洋楽好きで、「ベスヒ」こと、ベストヒット・USAを私もつられて見ていました。10月、「Take On Me」で全米1位になったノルウェーのバンド、A-ha があの有名なアニメーションのプロモ*3と一緒に紹介されていました。私の第一印象は…「髪型リーゼントかあ、なんかダサい」。ノルウェーも、どこかわからない田舎の国…、くらいの印象。そして、かなりひねくれていたので、「流行ってるものはパス」と、ネガティヴなリアクションでした。

拒食症と過食症を短期間で経験した私に、周りの大人たちもクラスメートたちも おそらく同情し、このことには言及していませんでした。ただ、自分的には「超最悪」な状態です。学校には行っていたし、テストや試験もそれなりにこなしていましたが、こんな状態に陥ってしまった自分に失望。そして、助け舟を出さなかった周りの人たちにも失望。なんだか、将来に夢も希望も何もありません。ただ、ただ「空虚」な暗い毎日が続いていました。

当時、物事をポジティヴに見ることができなかった私ですが、A-haはTVに出る機会が多かったので、「どれどれ」と言う感じで徐々にチェックを入れていきました。はじめっからお熱を上げていたわけでは全然なかったのです。「転機」となったのは、書店でポップ系の雑誌を読むようになってから…。年も明けたころでしょうか。

 

誠実な人っているんだな…モートンさんのインタビューに感動

初めは大してカッコいい、とは思っていなかった12歳年上のモートンさん。彼を好きになったのは各雑誌*4 のインタビューを読んでからです。彼は敬虔なクリスチャンという、自分の信仰についても恥ずかしがることなく、いろいろなことについてオープンに語っていました。例えば、スターとなった今の自分について。自分にはファンに対する多くの責任があり、言動には本当に気を付けているということ。一人のファンでも傷つくようなことがあったら、自分の責任だと。とにかく、ポップスターなんて女の子をはべらして、酒飲んでいい気になっている人ばかりと思っていたのに、こんなに誠実なポップスターが居るんだ…と、とても感動したのを覚えています。そして、彼のフィロソフィックな深い思考にもすごいなー、と感じていたのでした。まわりに、こんなに深くいろんなことを考える人、居ないよ…と。当時、ただルックスがカッコいいから、ではなく、彼のインタビューを読んで、彼の人柄に感銘を受けたファンも多かったのではないでしょうか。そう、モートンさんのような人になりたい、と。

もちろん、モートンさん自身はノルウェー人一般を代表しているわけではなく、こちらではかなり「変わった人」というイメージで、日本のメディアでのポジティヴなイメージと違っているのですが、A-haは他の二人も含め、なぜかとっても「普通」にこだわる人たちな印象です。そう、スターの生活にありがちな女の子やドラッグには一切興味なく、ひたすら自分自身でありたいとする姿勢が感じられました。そんなこんなで、ノルウェーという国や人々・文化に対する関心も次第に大きくなっていきました。

 

人生の方向性が生まれる

さて、ひねくれて人生に挫折していた14歳の私はそれからどうなったのでしょう?なんと「将来は絶対ノルウェーに行く」という、一つの人生の夢を見いだしたのでした。と、同時にA-haの曲を聞きまくり、新しいリリースなどもチェックを入れ、得意とは言えなかった英語を真剣に学び出しました。1986年のジャパンツアー来日でも学校を一日休んでチケットぴあに朝から並び、コンサートチケットをゲットするなど、徐々にファン活動(?)も開始。チケット売り場でもコンサート会場でも、ファン層がヨーロッパとは違い年上だったため、周りの方々は大学生とかで 中学生だったのは私だけだったと思います。

そんなこんなで、気が付くと私の人生軸もA-haとの出会いによって、ポジティヴな方向に変化していきました。まさか、実際にノルウェーにやってきて暮らすことになるとは 全く予期していませんでしたが、英語が得意になったおかげでその後の進学や就職もおのずとインターナショナルな方向に傾いていった気がします。

 

49歳になったわたしとA-ha

ずっと、憧れの存在だったモートンさん。本当に、当時辛い状況に居た私を間接的に、ですが救ってくれた…という感謝の想いが今でもあります。ただ、こうして自分も大人になり、成長していった過程で モートンさんも一人の人間なんだなあ、と思うに至っています。自分がクリスチャンになったころからですかね。そう、もう彼を憧れの対象(パーフェクトな存在)にして生きていく必要は全然ないのです。A-haの音楽の方は、といえば、昔の歌詞を全曲暗唱というエネルギーはもうなく、どちらかというとコンサートのアレンジをちょっと批判してみたり、見る目が厳しくなっていますかね…。おばちゃんですから。

若いころは英語を活かせる仕事がしたい、といって某商社にお勤めしていましたが、気が付くとルーティーンの繰り返し。ノルウェーの学生生活2年目に、ソーシャルワーカーの勉強を選んだのも 実は自分自身のいじめや摂食障害の経験が大いに関係していると思います。もちろん、その人その人の体験は、他の人の体験とは比べられないし、比べるべきでもないのですが、自分の体験がいま辛いところを通っている方々の何かのヒント・何かのお役に立てるのではないか…という期待はあります。

自分でも、本当に不思議なくらいA-haの曲を聞いて、インタビューを読んで影響を受けた10代のころ。今振り返ると、本当に必要なことでした。普段、初めての人に会うと「どうしてノルウェーに来たの?」と聞かれ、「A-haが好きだったから」と答え、ちょっと恥ずかしい感じなのですが。ここまでの長くて深い関係だとは、みんなわからないだろうなあ。

 

それでは、みなさま、引き続きご自愛くださいませ!今日のパーソナル・ブログをお読みいただき ありがとうございました。

 

*1:80年代にデビューしたノルウェーのポップトリオ。ヒット曲、Take On Meは全米チャートで一位に。詳しくは、オフィシャルサイト www.a-ha.com 参照。

*2:各界の著名人、有名人が被り物を着て歌う番組で、審査員や視聴者が誰が被り物の正体かを当てながら楽しむ。票の多数で毎回脱落者がうまれ、脱落すると被り物を取って、正体を見せなければならない。昨日はかねてから噂だった通り、A-haのボーカリスト、Morten Harket(モートン・ハルケット)が「Viking」という被り物の正体だったと判明。

*3:https://www.youtube.com/watch?v=djV11Xbc914

*4:Rock Show、Pop Gear、In Rockなどなど。洋楽ブームだったので、たくさん雑誌出てましたね。

額関節症(TMD) ノルウェー事情アップデート(2021・1)

こんばんは。お変わりありませんか?今日のブログでは顎関節症アップデートを中心につづってみたいと思います。最後にノルウェーでのコロナ状況も載せますね。

 

これまでのいきさつ

このトピックのこれまでのいきさつです。まず、私は昔から歯ぎしりや食いしばり(総称、ブラキシズム)があります。2017年から歯を守るためのマウスピースを就寝時のみ使用。これは今年の7月まで続きます。

2018年ころより、なんだか顎関節が急に固まって口が思うように動かなかったり、などの症状が現れたことにより、一念発起して2019の春ころからオスロにある「TMDクリニック」(カイロプラクター)へ通いだしました。こちらは自由診療なので、一回5000円ほど。職場からもうちからも行きにくい場所にあったり、思いの外あまり効果が実感できなかったりで、この年の暮れには月1くらいになっていました。先生に、「ブラキシズムは治すの大変なんだよね」と言われたこともあり、期待も半減。

2020年3月。日本で見逃されていた大きな虫歯を地元歯科に見つけられ、治療。これがもとでものすごい知覚過敏に苦しめられました。5月末には話すときに奥歯がカチカチと当たるようになる かみ合わせの異変。歯医者の勧めでスタビライザー型スプリントの一つで、「Shore plate」を7月に作成。このマウスピースははめている時に全部の歯が上下で当たるとうものです。このころより、開咬(オープンバイト)を指摘されたのですが、私本人はかみ合わせの変化にはあまりピンと来なくて、ショッキングな事実に気づくまでこの後、数か月を要しました。

2020年10月、Shore plateの最後の調整の時 大事にしていた(?)親知らずを全部抜くように歯科医からの再度のごり押し。歯科医いわく、開咬を治すには親知らずが邪魔になっているとのこと。このすぐ後、「そういえば、もともと開咬ではなかったのではないか?」という考えがよぎり、なんと!昔の写真では前歯上下はかみ合っていた、ということが証明。

ちょうど同じころ、かかりつけ医から大学病院に紹介状を書いてもらえることになり、*1 オスロ大の口腔外科に行ったのが10月末。ここでは、開咬が額関節の変形によるものと診断されました。ところが、外科的治療以外の治療はしないと言われ、もちろんそんな状態ではないことから、あっさり帰されてしまい 地方自治体の患者オンブズマンさんと相談のうえ、クレームを出すことに…。自分の病名や病状、治療法などをノルウェーの各団体などに問い合わせたり、日本の学術レポートなどを読んだり、忙しい日々が続きました。このクレームには 日本での治療法などを載せたレポートも2・3同封。12月末、再検査の返事が…。

これと同時進行で、歯科医にはオスロ大歯学部のクリニックとそこの先生の一人が週一でお勤めのドランメン市にある民間クリニック、二か所へ紹介状を送ってもらい、ドランメンの方から初診の案内が…。それが先週木曜日でした。

 

オスロ大学口腔外科 再検査?

1月14日、再検査(再診断)へ。行ってみると、前回は若いお兄ちゃん医師だったのが、今回は私くらいの中堅医師。最初に私のクレーム内容と、どうして欲しいのかを聞かれ、かなり丁寧に話し合う機会が持てました。結論を言えば、外科的治療以外は経済的な理由で大学病院では提供していない…とのこと。そういうお金のかかる治療は、歯科専門医に行ってくれ、というわけです。この先生、もと矯正歯科医だったらしく、矯正の話ばかり出されました。ここで、私の反応は「やっぱりね」。

ただ、少しだけポジティヴだったのは、額関節の変形が進行性か否かをみるのに、1年後に再検査してくれることになりました。それから、リウマチ系の病気もあるかを検査した方がいいと勧められ、かかりつけ医に紹介状を書いてもらうよう促されました。(この先生が書いてくれた方が全然早いんですが、余計なことは極力したくない、という典型的な態度ですかねー。)

この件をオンブズマンさんに伝えると、再クレームするように勧められました。

 

ドランメンの専門歯科医

紹介状を書いてもらったのが、とある専門歯科クリニック。H先生という、歯学部の教授をされている、補綴課の専門医です。が、もう一つの肩書がBittefysiolog といって、かみ合わせの専門医でもあります。通っているオスロ理学療法士の先生の著書にも執筆されており、TMD関係ではかなりの経験を知識がある先生と期待が持てます。

先生にこれまでのいきさつやら、口腔外科での診断書を見せ、丁寧に話を聞いてもらいます。私はいろんなことを割とはっきり言う性格ですが、例えば、「歯学部クリニックからはどのくらい待つかわからないという内容の手紙をもらった」と話すと、「ああ、あそこは教育機関で、クリニックは生徒を学ばせるものだから、コロナでクリニックはかなり縮小されているんですよ」と、嫌な顔をせずに丁寧に答えてくれました。おそらく先生、職人肌で自分でなんでも見たい・診断したい方なのでしょう。病院からの診断書にはぜんぜん何も載っていない、と言われ、ここでもCBCT取り直し。このあと、なんと、「かみ合わせの変化に対して、額関節の変形が小さすぎる」と、もしかすると開咬は他の原因があるのではないか…と言いだしたのです。そこで、持っていったマウスピース(スプリント)を全部見せました。先生、一個一個丁寧に写真を取られ、いついつ使用したかのメモを取っていました。(やっぱ、職人っぽい! 妥協は許さないノリですわー。)この結果、開咬がマウスピースと関係があるかを見極めるため、今日からマウスピースなしで就寝するよう指示されました。もし、マウスピースが原因ならかみ合わせが変化してくるはずだ、と。

それから…。診療時間は1時間を過ぎ、次の患者さんが待っているのに、模型を作るための型をとり、なんでもこの模型を作って顎が動いたのか、歯が動いたのか 見てみるそうで、しかもCBCTも知り合いの専門医に見せて意見を聞く…そうです。

今日のお会計は約3300クローネ。(3万5千円くらい?)これでも、1930クローネの国からの補助金が入っています。まあ、日本の自由診療を受け、1,5時間見てもらったと思えば納得かあ…。今回、診断結果ははっきり出なかったものの、これだけ丁寧にいろいろ見ていただいて、しかも先生自ら「宿題」までされるというのですから…。

 

ジレンマ

さて、今日で数日が経ちましたが、はっきり言ってマウスピースなしだと、とても不安な感じです。よく寝ている間に「カックン」と口が閉じたり、「がっちん」と噛んでしまってその衝撃で起きたりするので、心もとないのですが。日本でTCH*2を治すと顎関節症も治癒できるという見解がありますが、この先生がたはマウスピースの長期使用を反対されています。いずれにしても、マウスピース依存を一生続けるわけにもいかないことから、ドランメンのH先生のお言葉を信じて この不安と戦うしかないですね…。

 

さて、ここでコロナ事情ですが… まさかのいきなり半ロックダウン!

金曜日。地元で2・3週間おきに通っている理学療法の先生からSMSが入り、月曜の予約はあちらからチャンセルになった旨。なんでも地方自治体のコロナ新対策を受け…てとのこと。「なんだろー、聞いてないな」と思った矢先、主人から「となりの市がロックダウンになった」と聞きました。そうです、英国から来た変異ウィルスが隣の市(ちょうどオスロと私の市の間に位置する)で17件発見され、いきなり金曜の昼12時からスーパー薬局を除く全部のお店や飲食店が閉店となりました。この市に住む多くの人がオスロに仕事を持っていることもあり、次の日の朝、政府の会見でオスロオスロの南に位置するFollo地域を含む10の地方自治体で厳しい対策が取られることになりました。外出禁止令にはならなかったものの、うちの市・オスロでもスーパー・薬局以外は閉店命令です。この政策って、3月の時よりも実は厳しいようですが、やっぱり変異ウィルスを徹底的にコントロール下に収めたい趣旨です。うーん、実は1月に入ってアップダウンはあったものの、かなりコロナ数値下降してきていたんですよね。仕方ないか。

半ロックダウン、1月31日まで続きます。

 

さて、今日は顎関節症が中心でしたが、このトピックは今後もアップデートしていきたいと思います。日本のネットを見る限り、マウスピースで変化した開咬はマウスピースを辞めても治らない、とあったのですが。H先生、かなり自信ありげに「いや、歯は毎日動いているから変化はありますよ」と言っていたので、とりあえずこの方を信じますか。ちなみに、この先生スウェーデンの方。あー、さすがだわ、と思わずにはいられませんね。やっぱりスウェーデンは歯科系はこっちより全然進んでる。

てなわけで、皆さまも引き続きご自愛ください!

 

 

*1:福祉国家のマイナス部分ですが、自分がいくら専門医に行きたくてもかかりつけ医が許可しないと紹介状がもらえません。この時はMRを取り終えて、結果にちょっと気になる記載があったため。んじゃないと、まったく無理だったでしょう。

*2:Teeth Connecting Habitの略で東京医科歯科大学の偉い先生が提唱されているやつですね。私も実はTCHをなくすべく数年前から自己トレーニングしています。

ノルウェーより 謹賀新年!

2021年が幕を開け7日が経ちました。みなさま、明けましておめでとうございます!

こちらノルウェーでは、クリスマス直前に来たワクチンのニュースで一気にポジティヴに明るくなったのですが、それもつかの間…。クリスマス帰省の影響もあり、やはりコロナの感染拡大が毎日報道されております。今日のブログでは最近の話題を含め、うちのコロナ禍の毎日をちょっとご紹介したいと思っています。

 

年末年始の出来事

うちの主人は電気技師(エレクトリシャン)をしており、テレワークができない仕事です。ただ、業界では年末年始は業務を休むのが通常のようで、毎年12月20日あたりから元旦まで休暇をとっています。私はといえば、自治体勤務なので、やはり業務時間は対応する人が必要とあり、去年は24日までと、28、29日と勤務して30日からお休みをとりました。ただ働きやすくする計らいなのか、クリスマスイブと大晦日は8時から12時までの4時間勤務。そしてクリスマス祝日明けから大晦日まで(Romjul、ロムユールと呼んでいます)が、8時から14時までの6時間勤務という短い就労時間になってます。今年のお正月は、ばっちり三が日お休みでしたので いつもよりお正月気分をこちらで味わうことができました。

さて、やっと私の休みが始まった30日、主人から大きな土砂崩れがあったと聞きました。場所は同じViken県*1で、オスロから北東に出たところです。土砂崩れといっても住宅地の地盤が垂直方向に崩れるというかなり特殊なもので、「クイック・クレイ」という過敏に液状化する粘土質が原因とのことでした。時間も午前4時台と、睡眠中の時間だったため 昨日の時点では7人が遺体で発見され、残りの行方不明者3人は生存不可と推定されて 捜索がいったん打ち切られています。寝ている時にいきなり家が崩れるなんて、地震など天災が少ないノルウェー人にとってはかなり恐ろしいことです。このクイック・クレイの土砂崩れは以前にも起こったこともあり、住宅分譲の業者や自治体など警察による捜査が進められています。社会的にもこの出来事は大きなショックとなっており、恒例の大晦日の国王のスピーチや元旦の首相のスピーチにも取り上げられていました。

晦日は、まず実家の母とメッセンジャーで数時間。母がつけているTV番組を何とかYouTubeで探し出し(あったと思ったら、すぐ消されちゃうんですけどね。)同じ番組を見ながら、「ああだこうだ」たわいもない会話で あたかも一緒にお茶の間にいるような感じを作ることができました。私たちが日本に行けない分、せめてもの…ですかね。(もしかして帰省自粛で同じようにされていた方も居るかもしれませんね。)母が就寝してからは、2日に来る友人のために少しだけお正月料理を準備しました。こちらは大晦日のTV番組は古い映画などの再放送ばかりになるので、数年程まえから STVというスウェーデンの国営放送の番組でカウントダウン。

 

1月3日 政府などによる記者会見で…

全然料理が上手でもない私ですが、奮発して買った切り餅の助けも借りて、なんとか2日の食事会も終了。友達2人が来て、「おいしい・おいしい」と喜んで帰りました。ちなみに、政府からのお達しでは 年末年始のおうちパーティは 5人までのゲストは許容範囲。

3日午後、TVをつけると政府関係者が記者会見をしていて いきなり4日、月曜日からまたコロナ対策を強化するというのです。理由は、このクリスマス、年末年始の人の移動が感染拡大につながる可能性が大とみて、ワクチンが周るまでに感染を極力抑えることが目的だそうで…。中学校、高校は2週間 インターネットでの授業。不要不急の外出も自粛。テレワークもできる人はすべて。お客さんをうちに呼んだり、訪ねるのも禁止。ただし一人住まいの人は決まった友人2人までは可。そして、すべての飲食店でのアルコールの提供は禁止…。ただ、問題のワクチンはあんなに大々的に(例えば、イギリスやアメリカのTV報道のような感じで)言っていたのに、実際はあまり接種は進んでいないという…。

実際はショッピングセンターも開いているし、今のところは通常の生活はまだできる範囲での自粛要請です。

次の日、職場でも早速このお達しの話題となりましたが、難しいのはクライアントさんとのコンタクト。私の仕事はクライアントさんの居住に関わることに始まり、メンタル・お金・人間関係、などとかなりマルチな分野でのケア。もちろん、クライアントさんが「コロナが怖いから」と、訪問や面談を断ってきた場合はネット面談に切り替えるのですが。クライアントさんの中には全く人と会わない、またはお友達がいない、とかなり孤独になっている子もいるので、やはり会うことは必要な場合が多いのです。なので、この仕事はコロナ対策的にはグレーな部分が多いかもしれません。クライアントさん次第だったり、私の自分の判断によることも多いです。そして、テレワーク。仕事用のPCが11月に支給されたので うちでも仕事がちゃんとできるようになりました。そんなこんなで、クライアントさんとの面談やその他ミーティングを優先にオスロに出ていき、それ以外の時間はうちでテレワークと言った感じになっています。通勤ラッシュといっても、うちから市内に行くバスはかなり空いていて全く不安はありませんが、高校生たちが居なくなったのが、オスロ市内のバスでかなり違いがわかります。

 

外出禁止令の準備中!?

ところが、今日になってノルウェー全国の新規感染者が900人を超えました。だいたい、北海道よりもちょっと多いくらいの人口ですので、これってかなりの数です。おそらく変異ウィルスも関係しているでしょう。(イギリスも近いですし)法務大臣がインタビューで 今、外出禁止令を出せるような法改正の準備を始めた、と言います。(まだその必要ないけどね、と付け加えてはいましたが…)うーん、やっぱりノルウェーみたいな小国のいいところは、こういう政治家の動きが早いこと。これは文句なく、日本よりはずっと早いと感じます。ノルウェーも、純ロックダウンはこれまでもなかったのですが、もしかすると 法改正により、もっと強力な政策になるかもしれませんね。

 

只今、TVではアメリカ、ワシントンからの中継。デモの報道ですが、主人がまるでクーデターみたいだと言っています。今年もいろいろと変わった出来事が起こるのでしょうか?クライアントさん達によく言っていること、自分にも最近言い聞かせています…。「どんな状況でも、必ず希望はある。」実際、希望を見つけられるかどうかは自分の心持にかかっていることが多いなあ、と改めて思います。

今年も額変形症のアップデートもしつつ、へなちょこ・ひとりごとブログ頑張ります。よろしくお願いいたします! 

*1:旧Akershus県とその他の県が2020年の1月に合併してできた新しい県。オスロをぐるりと取り囲むようにオスロの東西南北に広がっています。

もうすぐコロナ禍のクリスマス & 顎関節症 ノルウェー事情アップデート

こんにちは。マイユニです。約一か月のブログ更新となります。この間、日本ではコロナ新規感染者などの過去最多が続いていましたね。こちら、ノルウェーも他の国よりは緩やかなものの コロナ対策が延長されています。今日はクリスマス直前もあって、一つのテーマというよりも 近況報告的な内容になります。(けっこう、これって自分で覚えておくため、記録のためのブログですね…)

 

コロナ禍のアドヴェント&クリスマス

まずは…アドヴェントについて。日本ではあまり聞きなれない言葉なのですが、「降臨節」や「待降節」と訳されています。こちらノルウェーキリスト教が主な宗教ですので それにまつわる伝統などがあります。一番普通なのが、アドヴェントの日曜日ごとにともすキャンドルでしょうか。カレンダーではどの日曜日からアドヴェントが始まるか決まっており、今年は11月29日が第一アドヴェントの日曜日でした。第4アドヴェントまであり、普通はろうそくを4本立てて、アドヴェントの日曜ごとにともしていきます。私は、最初これが何かわからなかったのでTVなどで4本あるろうそくに1本しかともされていないのを「つけ忘れ」と思っていたのでした。まあ、ネットも普及していなかった時代ですので、仕方ないか。

ろうそくの他には「アドヴェントカレンダー」といって、24個の小さい包みを用意して、12月1日から開けていく、ということをされている方々も居ます。主にお子さんがいらっしゃる家庭ですかね。TVでも12月1日から始まるシリーズドラマ(子供向け)があり、24日まで続きます。こちらは24日のイブにお祝いをして、プレゼントを開けるのですが、こどもたちにとって 一番わくわくして楽しいのは、やっぱりプレゼントを開ける時ですね。夕方5時に国営、NRKでSølvgutterという少年コーラスの合唱が流れます。これが「これからクリスマスですよ」という合図で、教会では鐘が鳴り響きます。この後、市内の公共交通機関もしばらくストップし、町中が一気に静かになります。アメリカ映画などで見るクリスマスの風景とはちょっと違って、ノルウェーは家族だけで静かに過ごす日本のお正月のようです。

さて、今年のアドヴェントはこの時期にあるクリスマスコンサートなどもなく、街もいつもより人手が少ない気がします。数年前からこちらにも入ってきた「ブラックフライデー」ですが、今年は混雑を避けるため「ブラックウィーク」をするところが多く、もともとネット販売が増加していたので 郵便が大変なことになっています。*1

そして、先述の「日本のお正月のようなクリスマス」ですが、やはり実家に帰省する人も多いのです。これについて、政府では「クリスマスに実家に帰るのは不要不急ではない」として、いきなり航空会社も予約でいっぱいになったりしています。ただ、先日の会見ではオスロ*2とその他の感染状況が落ち着いている地域と異なる人数制限を出してきました。オスロとその周辺ではそのうちの人を含めクリスマスのお祝いに参加できるのが合計10人まで、その他地域では10人のゲストを招待できます。

ただ、同僚などに聞いて見ると「うちはうちの家族だけ」で祖父母は呼ばないと言っている人も多いです。日本語の「自粛」という言葉や概念はないものの、やはりできるだけコロナを収束させたいと思い、選択しているようです。

 

ワクチンは27日から

昨日のニュースでは「ウルトラ冷凍庫」を載せたワクチン輸送車もTVに紹介されました。ノルウェーはEU圏外なため、ワクチンはスウェーデン経由で来ることになっていますが、急な展開により当初伝えられていた1月初旬から前倒しになって、クリスマスイブにワクチンが輸送されてくるようです。でも、最初は10000回分ですので、私たちの中年層にまで来るのはまだ時間がかかりそうです。

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アドヴェント・キャンドル。日曜日には4本目がともります。
額関節症 アップデート

さて、ここからは私個人の顎関節症(額変形症)のアップデートです。前回のブログでも理学療法士さんにかかっているところをお伝えしました。オスロTMDで著名なJさん、地元のHさんと両方とも通っていて、年明けも予約を入れていただけました。Jさんは口の中、咀嚼筋、首まわりを、Hさんは首から背中上部にかけての施術をしてもらっています。1か月以上通い、自分でもセルフマッサージやエクササイズもやっていますが、筋肉の凝りや痛みがだいぶ軽減してきたと思われます。もちろん、体も楽になった、というのもありますが 療法士さんがついて相談できることが、メンタルでだいぶ助けられていると思います。やっぱり、「ひとりじゃない」「助けてくれる人がいる」っていうのは違いますね。

そして、あまりに何もしてくれないことからクレームを出したオスロの大学病院の口腔外科でも1月に再予約が入りました。でも、こちらは全く期待していません。と、いうのもTMD関係で本まで出されているJさんから 歯科関係の先生などの情報もいただいているのですが、「ああ、大学病院はコンサバすぎるからね、新しい治療法とかは試さないわよ。」というご意見をもらっています。でも、クレームを出した以上行く必要があるので、期待ゼロで行ってきます。

そうこうするうちに、オスロ大学歯学部の補綴課の偉い先生が週一でお勤めしているクリニック(ドランメンという、オスロから電車で30分の郊外にある都市で、うちとは方向が違うんです~。)からも予約をもらい、こちらも1月半ばに行ってきます。

ところで、以前ブログで紹介した医療保険制度、フリーカードについて 担当機関のHelfoとひと悶着。TMDの検査や治療などで払う自己負担金はフリーカード2に計上されると思っていたのですが、電話ではそれはしないと告げられました。が、担当者からは法的になぜ当てはまらない、などという根拠の説明がなかったのです。自分でも関係する法をチェックの末、こちらもクレームを出しました。TMDは虫歯治療と異なり、口腔医療関係の疾病に当てはまるのに、やはり歯科医院に行くと歯科治療扱いになり、かなり不公平です。だって、私は顎関節の病気ですけど、これが膝関節なら病院に行って自己負担金もフリーカードに計上され、上限額を払い終われば残りは無料になるんですから。と、担当者に電話で言ったところで「それがルーティーンですから」で終わるんですよね。まあ、ノルウェー国籍も持たない 一外国人の私のクレームがどう取られるか全くわかりません。筋は通っているんですけどね。これは、法の解釈や適用の仕方なのでしょう。

 

私のクリスマスは

今年は独身のノルウェー人の友人Aさんから 主人と一緒にクリスマスイブに招待されています。彼女も一人でいろいろ用意が大変なので、ノルウェーの伝統ではないけど、ブッシュ・ド・ノエルを頑張って作ってもっていくことになりました。

それから、今年のイブの礼拝はパスです。と、いうか、イブの礼拝は普段教会に行かない方々がトラディションとして出向くことが多いので、参加者50人という制限がある中、私はパスしてもっと行きたいかたに席を譲るほうがいいかなと思います。

私たちクリスチャンにとっては、クリスマスはイエスキリストのご生誕を祝うときなのですが、どうして彼が地上に送られたか… その裏にある神様の意図とは… など、再確認して感謝する機会です。多くの方から支持をされている、ハーベストタイムミニストリーという働きがあるのですが、さきほどそちらでクリスマス・メッセージを見つけました。以下に貼り付けます。興味のある方はぜひご覧ください。

www.youtube.com

 

では…皆さまのご健康を祈りつつ。こんなご時世で、いつもと違ってしまうのですが、できるだけ良いクリスマスや新年をお迎えいただけるよう願っています!  マイユニ

 

*1:郵便改革が10年くらい前にあり、郵便局のほとんどが閉鎖。代わりに「Post i butikk」といって、スーパーの一角に郵便コーナーが導入されたのですが、スーパーでは商品のスペースがないほどネット販売での郵便物が山になっていて 悲鳴をあげている状況です。これって、ノルウェーにありがちな失敗ですかね。ネット販売が増えることなど、全然想定せずにこうなったようです。

*2:とその近郊の市。だいたい周りの市はオスロのコロナ対策に合わせる傾向です。オスロ中心部から20キロ先の私の住まいも入ります。

オープンバイトとTMD(顎関節症)ー ノルウェー事情 その2

みなさまお変わりありませんか? 日本のコロナ事情もこちらのコロナ事情も、どうなんだろう、世界的に見てもかなり深刻になっていますね。ただ、唯一の救いはワクチン!本当にワクチンが早く許可され、効いてくれて世界の情勢も一転してくれたら… とただただ願っています。

今日は前回からの続きです。(前回まで)この春からどうもかみ合わせがおかしいと感じ、自分で開咬(オープンバイト)と気が付いたのが10月。と、ほとんど同時にMRI検査と口腔外科の受診… でも結果は「理学療法士に行ってください」と言われ 帰されてしまった。今のコロナ禍では日本に戻るのは困難なこともあり、こちらでどうにか治療してくれる人を探し始めた私ですが…

 

まずは訂正から

他の方の体験談について「見つからなかった」と書いていたと思います。が、果たして「顎変形症」「手術体験」「ブログ」と入れてみると、かなりのヒットがありました。訂正します!例えば、同じHatena Blog内ではこの方。

siretukyo-sei.hatenablog.com

顎変形症というと、日本の顎関節症4型にあたるのですが、ノルウェーではこのような分類はまだされていません。ただ、私の診断となった「下顎頭吸収」というのも、実は顎変形症にあてはまるようです。そして、顎変形症で手術をされている方々が結構いらっしゃることも知ることができたわけです。

 

 自分の体の変化を受け入れること

10月末の口腔外科でこの診断を受けてからというもの、実はかなり悶々と過ごしていました。昔(今年)の開咬になっていない写真を見ては「この時はまだ大丈夫だったのになあ…」と、ため息。ここ3年くらいなんだか毎年 病気(と言っても癌や心臓病ではない)を患っていて、2年前に心筋梗塞に突然なったうちの主人とくらべると「たいしたことない」と自分に言い聞かせるも この自分の体の変化を心で受け入れるのは本当に難しい作業でした。

ただ、先述の他の方々のブログを読むと、「自分は一人ではない」という思いが強くなったり、手術をされるほど重い症状の方々から励ましと慰めをいただいている気がします。間接的だけど、感謝申し上げます。

それと並行して、わかったのが 私はもともとブラキシズム(食いしばりや歯ぎしり)の症状が長年あり、しかも奥歯の早期接触もあったということ。*1 つまり、かみ合わせなども実は問題があり、顎関節に負担がかかる要素がいろいろあったので、今急に関節の吸収があったというよりは 数年かけて悪くなっていったということです。これまではかみ合わせって聞いてもピンときたこともなく、歯科治療に関しても 根幹治療とかインプラントほど 関心もなかったので、今回はかみ合わせも治せる良い機会になるのではないか、とも考えだしました。 

 

治療の進展は?

さて、前回ブログからの進展です。あの後、地元で予約が取れた理学療法士 Hさんの初回治療。ここで「顎関節の問題」と言うと「ああ、オスロにあるTMDで有名な療法士のところに行って」といきなり言われてしまったのです。Jさんという女性の療法士ですが、実は去年春、カイロプラクターに行く前に一度問合せていた場所でした。でも、かなり待つと言われたので、カイロに代わりに行ったわけです。案の定、今回も「数週間または数か月は待ちます」と言われたので 覚悟はしていたのですが…。突然、メールで13日の金曜日、キャンセルが入り予約をもらえました。

この地元の理学療法士も、Jさんも公との提携があるので、払った治療費が自己負担金としてフリーカード2というのに加算され、2万円ちょっと払うと今年分は無料になります。*2

13日、Jさんのところではたっぷり1時間かけて診ていただいたのですが、私のような症例の患者は診たことがないと言っていました。顎関節症とはいえ、口が開かないわけではなく、痛みも筋痛が主だからです。ただ、突発性下額頭吸収の場合は顎関節症にありがちなこういった症状はないことも普通らしいのですが。*3

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*4

それから、地元の歯科医に日本でやっているようなスプリントを使った顎のけん引(脚注参照)ができるかどうかも聞きましたが、答えは「ノー」。自分の歯科技工士に問い合わせた結果、「見たこともない」のでできない、とのこと。結局、オスロ大の歯学部のクリニックとそこの先生が働いているというクリニックへ紹介状を二通送ってもらいました。

この間にも先日行った大学病院に正式クレームを書いて出したり(あまりに何もせずに帰されたことやTMDの外科的治療以外の知識が足りなすぎるという内容のクレーム)、うちから1時間先にある病院(大学病院ではない)の口腔外科に問い合わせ、セカンドオピニオンを聞くための紹介状*5をかかりつけ医に注文したところ…です。

うーん、なんかこの1か月ほど 突っ走った感ありますね。日本では医師を信用して「おまかせ」するという感じが普通ですが、こちらは「名医」と呼ばれる人は聞いたこともなく。私のイメージでは医者もみんな公務員でいい仕事しようが、しまいがあまり関係ないのでたらたら仕事している…(超ネガティヴ!)感が否めません。要するに、患者として自分の体は自分が一番よく知っていて、自分で責任持つって感じでしょうかね。医者にお任せするのは、本当に手術してもらっている時くらいかな? 

医療関係でも頻繁にノルウェー語にアクセントのある人(外人)と話すことがあり、なんか親近感。地元の理学療法士 Hさんもスウェーデン人で、なぜか安心感。(だって、スウェーデンの方が医療関係進んでるに決まってます!)結局、Jさんのところに通いだしても首や肩の問題もあることから、しばらく彼のもとに通わせてもらうことになりました。もちろん、ノルウェー人だからやぶ医者とかいうことはないと思いますが。何せ、この国は人口が少ないので、やっぱりちょっとレアな症例はかなりお手上げ状態かもしれません。

 

さて、これからもまったく期待はしないけど、この件でどんな歯科医や医師に会うのか…。もう自分のできることはした感じなので、あとは祈りつつ 待ってみたいと思います。コロナのせいもあり、気持ちはロー気味なのですが、なるべくポジティヴに頑張っていこうと思います。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。みなさんもお元気で!

 

*1:これは3年ほど前からつかっている保護用のマウスピースの削れている部分が奥歯のみということからわかった。

*2:フリーカードについては前回のブログご参照ください

*3:山口泰彦、顎関節の形態変化や咀嚼筋障害に起因する二次的咬合異常、日補綴会誌 Ann Jpn Prosthodont Soc 10 : 123-128, 2018 (文献2)山口泰彦.咬合異常.覚道健治,久保田英朗,小林 馨,
古谷野 潔,柴田考典,杉崎正志編,顎関節症(第2 版)京都:永末書店;2013,22‒24.

*4:同上

*5:公と提携している専門医や病院はかかりつけ医からの紹介状を直接送ってもらい、やっと見てもらえる仕組みです。